【ニュース】 くまもと県南フードバレー推進協議会、路線バスを活用し、宅配業者が消費者に配送する小ロット物流網を構築 熊本県八代市

2018.07.25
くまもと県南フードバレー推進協議会(熊本県八代市、会長:小野泰輔熊本県副知事)は、注文された個別商品を路線バスを活用して福祉施設に集約・梱包し、宅配業者が消費者に配送する小ロット物流網を構築した。
7月25日より本格運用を開始する。

同協議会では、熊本県南地域の食関連商品の販路拡大を推進するため、株式会社KASSE JAPAN(熊本市中央区、有元隆社長)と連携し、インターネット通信販売サイトでギフト商品を中心に販売を行っている。
今回の取り組みは、県南地域の商品を自由に組み合わせて購入できる仕組みとして構築したもの。

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協力事業者は、路線バスの運行・通信販売サイトの運営が九州産交グループの九州産業交通ホールディングス株式会社(熊本市中央区)・産交バス株式会社(熊本市西区)・株式会社KASSE JAPAN)、商品の梱包が認定NPO法人とら太の会(熊本県八代市)、商品の配送が佐川急便株式会社南九州支店(熊本市東区)。

同取り組みでは、通販サイト「くまもと県南ふぅーど市場」(運営:KASSE JAPAN)で商品を受注後、事業者(八代、水俣・芦北地域)に注文情報を配信。
事業者はオーダーのあった商品を決められた営業所・停留所に持ち込み、水俣・芦北地域からは路線バスで商品を産交バス八代営業所に搬送する。
その後、とら太の会が八代営業所から商品を回収・箱詰めし、佐川急便が梱包された商品を集荷し、消費者のもとへ配送する。