【ニュース】 水俣市久木野寒川地区で「寒川水源亭」が今年も4月29日よりオープン、そうめん流しやヤマメ・ニジマスなどの川魚料理を期間限定で提供 熊本県水俣市
2018.04.26
寒川水源亭部会(熊本県水俣市、寒川正幸代表)は、棚田百選に選ばれた久木野寒川地区で「寒川水源亭」を今年も4月29日よりオープンする。
「寒川水源亭」では、地元婦人会を中心に、寒川水源から直接引いた冷たい湧水を使用したそうめん流しや、ヤマメ・ニジマスなどの川魚料理を期間限定で提供。
人気のめんつゆ「焼きえびだしのオリジナルつゆ」も販売する。
使用する食材は、地元の材料(米・野菜)で、鯉こく(鯉の味噌汁)に使用する味噌は婦人会の手作りによるもの。
併設の加工所では漬物などの加工も行なっており、寒川水源の湧水を利用し、ヤマメやマス、鯉の養殖も行っている。
久木野寒川地区は、標高901mの大関山の地下水が湧水となって湧き出す「寒川水源」がある場所。
寒川水源は年間を通じて14℃の水が1日3,000t湧出し、真夏でも涼しく、涼を求めて毎年多くの人が訪れる。
地区住民はこの湧水を活用し、古くから棚田を守り棚田米を栽培してきた。
昭和36年からはそうめん流しを開始、その後、婦人部を中心とした活動が評判となり、「寒川そうめん流し」としての営業を開始した。
収益は道路の舗装や公民館の建設、設備の導入や旅行など地域の活動に充てている。
平成9年には、補助事業を活用し、寒川水源亭の新しい建物が完成。
地元の食材を婦人部が加工、調理し、農家レストランの走りとして集落で店を運営してきたが、年々高齢化が進み、婦人部のみでの運営は難しく、寒川地区全体で協力しながら活動を支えているという。
「寒川水源亭」の営業期間は4月29日~9月2日(期間中は無休)。
営業時間は10時~19時(オーダーストップは18時)。