【ニュース】 木の家専門店 谷口工務店、「シャッター商店街」の空き家7棟を宿泊施設に改修、「HOTEL 講 大津百町」を4月29日にプレオープン 滋賀県大津市

2018.04.02
株式会社木の家専門店 谷口工務店(滋賀県竜王町、谷口弘和代表)は、「HOTEL 講 大津百町」(滋賀県大津市)を4月29日にプレオープンする(グランドオープンは6月30日の予定)。

同ホテルは、大津市中心部のいわゆる「シャッター商店街」などに点在する空き家7棟を宿泊施設に改修するもの。

大津には江戸時代に町割が100町あったと言われ、「大津百町」はその繁栄を称してつくられた言葉。
高度成長期以降、賑わいが失われて久しいが、栄華を極めた名残が各所にみられる場所だという。

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大津市の調査によると、宿場町として栄えた市中心部には現在約
1,500棟の町家があるが、その1割は空き家。
活用が難しく、取り壊されることが多いという。

今回の同プロジェクトでは、同工務店の「大工」が商店街の空き家7棟をホテルに改修する。
7棟のうち5棟は一棟を丸ごと貸し切るスタイルで、他の2棟にはひとり旅にも適した客室も設定。
商店街で営業する飲食店や銭湯などを丸ごとホテルに見立て、大津の街全体をコンテンツ化した。

工事は2017年7月より着工。
築年の古い建物の改修は、大工の人員が新築の3倍必要になると言われており、富山県や愛知県などからも大工が続々と応援に駆けつけた。

「HOTEL 講 大津百町」の所在地は滋賀県大津市中央1-2-6ほか。
7棟はいずれも2階建てで延べ床面積は65~258㎡。
客室数は13室(一棟丸ごと貸切タイプ5棟、その他8室)、他に宿泊者専用ラウンジあり。
なお同社では、ホテル完成を記念し、4月20日に大津市でオープン記念茶会を開催する。