【ニュース】 東京急行電鉄、コンサルティングを行った保育園と学生マンションの複合施設「ラ・ルーチェ鷺沼」が4月2日に全体開業 神奈川県川崎市
2018.03.26
東京急行電鉄株式会社(東京都渋谷区、野本弘文社長)はこのほど、地元地権者の要望に基づき、同社がコンサルティングを行った複合施設「ラ・ルーチェ鷺沼」(川崎市宮前区)が4月2日に全体開業すると発表した。
同社では、これまで培ってきた街づくりのノウハウや東急グループ各社の強みを生かし、資産価値向上・課題 解決に向けたさまざまな施策をワンストップで提案する資産活用のコンサルティング事業を展開している。
今回の物件も、その一環として、子育て環境の向上、さらなる若年世代の流入を促し、「日本一住みたい沿線」を目指したもの。
同物件は、田園都市線「鷺沼」駅徒歩2分に立地する、保育園と学生マンションで構成された地上5階建ての複合施設。
1階は、認可保育園施設「ピュア リー鷺沼保育園」として4月2日に開業、運営は宮前平などで保育園を展開する株式会社フェイスフルラバーズが行う。
2階~5階は、株式会社ジェイ・エス・ビーが運営する総戸数28戸の学生マンションとして、2月から入居を開始している。
同物件が位置する川崎市宮前区は近年、生産年齢人口および年少人口が増加しているという。
鷺沼駅周辺でも、同社が2015年6月に締結した川崎市との包括連携協定を契機に、鷺沼駅周辺再編整備計画に取り組んでおり、今後も更なる発展が見込まれるため、保育園をはじめとした生活利便施設のニーズも高まっている。
また、沿線には駒澤大学(駒沢キャンパス)や、國學院大學(渋谷キャンパス・たまプラーザキャンパス)など、多くの大学があり、学生の需要も見込めるとしている。
同社では、東急線沿線の社有地や駅直結商業施設内などに、これまでに22園の保育園を誘致しており、2017年8月には東横線・目黒線武蔵小杉駅徒歩3分のコインパーキング上部に、2018年4月には東横線綱島駅徒歩9分の高架下に保育園を誘致するなど、子育てのしやすい環境整備を進めている。
さらに、東京工業大学の外国人留学生混在型学生寮「南品川ハウス」(大井町線大井町駅徒歩11分)が3月30日に竣工するなど、若年世代や国際色豊かな人々の流入により、東急線沿線の多様性も高めるとともに、地域活性化を図っているという。
「ラ・ルーチェ鷺沼」の所在地は川崎市宮前区鷺沼三丁目2番地4、交通は田園都市線「鷺沼」駅より徒歩2分。
延床面積は1,068.38㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上5階建。
用途は保育園・学生マンション。
竣工は2018年1月31日。