【ニュース】 三井不動産と大阪大学、EXPOCITYで教育・研究、共創事業等に向けた連携協定を締結、「学ぶ」楽しさを通じ地域社会の活性化に貢献 大阪府吹田市

2018.03.19
三井不動産株式会社(東京都中央区、菰田正信社長)と国立大学法人大阪大学(大阪府吹田市、西尾章治郎総長)は、三井不動産が運営する大型複合施設EXPOCITY(大阪府吹田市)で、地域社会に貢献することを目的とした連携協定を締結した。

同協定は、同大学の研究者が教育・研究・共創活動等を行うことで、EXPOCITYに「学ぶ」楽しさが感じられる空間を創出するというもの。
同大学が地域の発展・活性化を目指し、不動産会社と連携協定を締結するのは初めてとなる。

同社では、「Growing Together」というコンセプトのもと、地域に根ざし、街とともに成長していく商業空間の実現を目指して、商業施設事業を推進してきたという。
EXPOCITYは、「『遊ぶ、学ぶ、見つける』楽しさをひとつに!」をテーマに、「ららぽーと」と8つのエンターテインメント施設で構成する大型複合施設として平成27年11月に開業した。

今回の連携では、知の集団である同大学と、「まちづくり」を推進する同社が、両者の強みを生かし、人材育成事業、実証実験の実施、サイエンスカフェの開催など幅広い分野で協働。
大阪北摂地域を中心とした地域社会の発展・活性化を図る。

「社会の支援によって創設された大学」をその原点とする同大学は、「地域に生き世界に伸びる」をモットーとし、平成30年1月に共創機構を設置。
社会と大学が有する「知と力」を合わせ、新たな「知と力」を創り出す「共創(Co-creation)」を強力に推進している。

人材育成・教育に関しては、同大学の課題解決型授業(PBL:
Project Based Learning)の場としてEXPOCITYを活用、学生が実社会の課題や事例を素材として、問題解決に向けた実践的思考を「学ぶ」ことにより、優秀な人材を育成する。

調査・研究に関しては、EXPOCITYを研究対象・実証実験・研究発表の場として活用することで、イノベーティブな研究を推進し、EXPOCITY来場者の「学ぶ」楽しさを刺激する。

共創事業に関しては、EXPOCITYでの大学イベント、サイエンスカフェなどの開催を通じ、地域住民や企業と大学が双方向に話し合えるオープンコミュニティーを構築。
EXPOCITY来場者と共に「学ぶ」楽しさが感じられる空間を創出するという。