【ニュース】 野村不動産など、「JR春日井駅南東地区第一種市街地再開発事業」で市街地再開発組合設立、住宅・子育て施設・商業施設など多様な都市機能 愛知県春日井市

2018.01.12
野村不動産株式会社(東京都新宿区、宮嶋誠一社長)・矢作建設工業株式会社(名古屋市東区、髙柳充広社長)・岡谷鋼機株式会社(名古屋市中区、岡谷篤一社長)の3社は1月11日、地権者などと推進中の「JR春日井駅南東地区第一種市街地再開発事業」(愛知県春日井市)で、春日井市長より市街地再開発組合設立についての認可を受けた。

3社は、2017年2月より特定業務代行者として事業参画し、事業協力を行っている。
これまで同地区は、2014年にまちづくり協議会を設立、2017年8月に都市計画決定告示を経て、再開発組合設立に向けて事業を進めてきた。
今後は、権利変換計画認可を経て、2021年の竣工を目指し、事業を進めるという。

20180112野村不動産

名古屋市の北東部に位置するJR中央本線「春日井」駅周辺では、春日井市により、2015年2月に「JR春日井駅周辺地区市街地総合再生計画」が策定されている。
この中で、同駅周辺は駅前商業機能が低下しつつある点、細分化した低未利用地が多く存在し、駅前にふさわしい土地利用が図られていない点が課題として挙げられていた。
2016年10月には自由通路が開通、これまで線路によって分断されていた駅南北の往来が可能となり、駅前の利便性は向上したが、駅前に相応しい土地の合理的な高度利用が期待されてたという。

同事業は、自由通路開通によって利便性の高まった春日井駅前で、都市機能が集約されたコンパクトシティの実現を目指すもの。
住宅・子育て施設・商業施設などの多様な都市機能によってにぎわいを創出し、JR春日井駅周辺の今後の活性化につながる開発として、南口を明るく賑わいのある景色に変える、シンボリックな駅前街区を形成するとしている。

「JR春日井駅南東地区第一種市街地再開発事業」の施行地区は愛知県春日井市上条町三丁目24-1ほか、交通はJR中央本線「春日井」駅より徒歩1分。
建築敷地面積は約3,800㎡、延床面積は約1万9,000㎡。
構造・規模はRC造・地上23階建(免震構造採用予定)。
主要用途は住宅・商業・駐車場。