【ニュース】 小田急電鉄、2018年2月より小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅舎の建て替えに着手、「竜宮城」デザインを踏襲し機能性を向上 神奈川県藤沢市
2017.12.13
小田急電鉄株式会社(東京都新宿区、星野晃司社長)は、2018年2月より、小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅舎(神奈川県藤沢市)の建て替えを含めた、駅全体の改良工事に着手する。
工事完了は2020年5月の予定。
同駅は1929年に建設されて以来、竜宮城をイメージしたユニークなデザインが好評で、1999年には「関東の駅100選」にも選定されている。
今回の改良工事では、現在の竜宮城の雰囲気を踏襲しつつ、竜宮造りという神社仏閣の技法を採用した本格的な造りとすることで、遊び心と同時に品格を備えた姿にデザインする。
合わせて、コンコースの面積を拡大し、トイレを全面リニューアルするなど、機能性の向上も図るという。
同駅の平均乗降人員は1日2万1,440人(2016年度)。
駅舎の建て替えに合わせ、ホームの屋根も現在のスレート屋根からテント膜屋根(薄い板状の粘板岩を加工した屋根材)と折板屋根(金属屋根の代表的な屋根工法で耐久性に優れた屋根材)に変更する。
駅舎と連動した美しい屋根とし、屋根からの光を採り入れることでホームの快適性を向上させるという。
また、現在のコンコースを約25%広くし、構内の回遊性を高めるとともに、大型イベント開催時の流動を円滑化。
トイレも全面的にリニューアルし、男性トイレ・女性トイレともに個室数を増設するほか、現在1ヵ所の多目的トイレを男女トイレ内にそれぞれ設置、女性用パウダーコーナーも新設するという。
建て替え後の「片瀬江ノ島」駅舎(神奈川県藤沢市片瀬海岸2-15-3)の敷地面積は1,305㎡、延床面積は936㎡。
規模は地上2階建。