【ニュース】 松山市、飛鳥時代の建築様式を取り入れた日帰り入浴施設「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」をオープン 愛媛県松山市

2017.09.26
松山市は9月26日7時、日帰り入浴施設「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」(指定管理者:道後温泉コンソーシアム)をオープンした。

3000年の歴史を誇る道後温泉は、有馬温泉(兵庫県)・白浜温泉(和歌山県)と並ぶ日本三古湯の一つ。
泉質はアルカリ性単純泉で、きめ細やかな日本人の肌に合うなめらかな湯は、湯治や美容に適しているという。
今回オープンした同別館では、道後温泉本館と同じく、全国でも珍しい加温も加水もしていない源泉かけ流しの「美人の湯」を満喫できるとしている。
20170926道後温泉

同館の建物コンセプトは、西暦596年聖徳太子の来浴や、661年女性の帝・斉明天皇の行幸などの物語。
伝説が残る日本最古といわれる温泉にふさわしい、飛鳥時代の建築様式を取り入れた湯屋とした。

開放的な大浴場と、道後温泉本館には無い露天風呂、また皇室専用浴室の又新殿(ゆうしんでん)を再現した特別浴室を設え、昔の浴衣(よくい)「湯帳(ゆちょう)」を着用しての入浴体験も可能。
さらに、約60畳の大広間休憩室と、内装が異なる5つの個室休憩室を設え、道後温泉ならではの「おもてなし」のお茶とお菓子も楽しめるという。

また、館内では、「太古の道後」をテーマに、道後温泉にまつわる伝説や物語などを「愛媛の伝統工芸」と「最先端のアート」をコラボレーションした作品で演出。
「温泉の癒し」と松山・道後でしか体験できない、感性を刺激する「新たな温泉文化を発信する拠点」を目指す。

「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」の所在地は愛媛県松山市道後湯之町
19番22号、交通は市内電車「道後温泉」駅より徒歩5分、路線バス「道後温泉駅前」バス停より徒歩5分。
利用料金は大人600円~、小人300円~。