【ニュース】 三菱地所レジデンスとフルタイムシステム、業界初、ICカードを利用したマンション向け「各住戸玄関前宅配ボックス」の共同開発に着手 東京都文京区

2017.08.18
三菱地所レジデンス株式会社(東京都千代田区、脇英美社長)と株式会社フルタイムシステム(東京都千代田区、原幸一郎代表)は、マンション入居者の便利性向上を図るとともに、昨今のネット通販市場拡大等に伴う宅配物再配達増加を緩和するための取り組みの一つとして、各住戸専用の「各住戸玄関前宅配ボックス」の共同開発に着手した。
共用エントランスドアや宅配ボックスの開錠ができるICカードを利用し、宅配業者が玄関前まで荷物を配達する「各住戸玄関前宅配ボックス」の開発は、業界初となる。
同製品は2018年1月に着工予定の新築分譲マンション(東京都文京区)へ導入予定。

現在、ネット通販の市場拡大や宅配物再配達の社会問題化等を背景に、不在時に荷物を受け取れる宅配ボックスの必要性はますます高まっており、今後もその需要拡大が期待されている。
しかし、マンション等で共用部に宅配ボックスが設置されている場合でも、「満杯で利用できない」「重い・大きい荷物を共用部から自室に運ぶことが大変」といった課題が存在していることが、三菱地所レジデンスが実施したアンケート調査によって明らかになったという。

「各住戸玄関前宅配ボックス」は、幅約50cm×奥行約60cm×高さ約136cm(外寸)の大容量で、飲料水の段ボールや精米、ゴルフバッグといった大型宅配物にも対応する。
同製品の開発により、従来共用エントランス付近に設置していた宅配ボックスに加え、各住戸の玄関前にも専用の宅配ボックスが設置され、住戸数に対する宅配ボックスの設置率が100%以上となる。
これにより、入居者の宅配ボックスに対する悩みが緩和され、宅配物の再配達件数の削減にも貢献することが可能だという。

両社は今後、クリーニングの集荷・受け取りサービスなど、「各住戸玄関前宅配ボックス」を活用した様々なサービスの拡大を図っていくとしている。

「各住戸玄関前宅配ボックス」の外寸サイズは幅約50×奥行約60×高さ約136(cm)。
導入物件(予定)は、2018年1月着工予定の東京都文京区の新築分譲マンション(住戸数:53戸予定)。
製造は株式会社フルタイムシステム。