【ニュース】 百瀬錬磨、サンセイランディック、あんどと連携し、「高齢者や障害者の住まいに関する生活支援のための共同事業」を船橋市で試験的に開始 千葉県船橋市
2017.07.11
株式会社百戦錬磨(仙台市青葉区、上山康博社長)は7月10日、株式会社サンセイランディック(東京都千代田区、松﨑隆司代表)、株式会社あんど(千葉県船橋市、西澤希和子代表・友野剛行代表)と、日本初の取組みとなる「高齢者や障害者の住まいに関する生活支援のための共同事業」を千葉県船橋市で試験的に開始した。
同事業では、高齢者・障害を持つ人など「住宅弱者」の一時的な住まいを「民泊」でサポートするとしている。
今後は、全国展開を視野に、地域密着型のネットワーク体制を構築するという。
高齢者や障害者は賃貸住宅に入居を希望しても、オーナーや不動産会社など貸す側が様々なリスクを考え、受け入れを敬遠するケースがあるといわれている。
また現在、国は高齢者などが住み慣れた地域で暮らし続ける方法として「地域包括ケア」を進めており、その実現には、まず住まいの問題を解決し、自立を促すためのサポートが必要だという。
あんどは、オーナーの不安を軽減するため、船橋市や保険会社、警備会社など多方面で支える仕組みを準備し、生活サポート付き家賃保証会社として今春設立した企業。
サンセイランディックは、不動産での権利調整能力を活かし、不動産管理会社や物件オーナーより幅広く、高齢者・障害者に賃貸可能な空き家物件を集め、住居に生活上障害となる箇所がないかなどの物件調査を行う。
百戦錬磨は、自治体の許認可を持つ施設のみを提供する民泊予約サイト「STAY JAPAN」を運営しており、自社での物件運営や物件オーナーの運用代行サービスの提供も行っている。
今回の取組みにより、百戦錬磨は、あんど、サンセイランディックと連携して開拓した民泊物件を緊急時における一時的な住まいの場として活用するとともに、障害者の雇用創出として、民泊物件の日常的な管理・清掃やシーツ交換などを作業として提供する。
3社が連携することで、ケースによっては緊急性を伴うような住まい確保の課題を一気通貫でシステム化することが可能になるという。
今後はさらに全国での展開に向け、行政や福祉をはじめ、関連企業・団体など地域のネットワークを形成し、複数の手で支える仕組みを構築するとしている。