【ニュース】 近鉄・都ホテルズ、東京と大阪でツイン・ダブル中心の宿泊主体型ホテルを出店、グループ外企業が建設・所有する建物を賃借 東京都港区
2017.07.06
株式会社近鉄・都ホテルズ(大阪市天王寺区、二村隆社長)は、東京都港区と大阪市中央区で新たに宿泊主体型ホテルを出店する。
同社では、インバウンド観光客の増加などを背景に、ホテル事業を今後も需要の拡大が期待できる成長分野に位置づけており、既存ホテルの客室改装などと合わせ、都市部での宿泊主体型ホテルの新規出店を検討していたという。
今回の出店により、都ホテルズ&リゾーツが運営するホテル・旅館は、建替え中のものも含めると26施設・約7,000室の規模となる。
今回出店予定の両ホテルは、ツインルームまたはダブルルーム主体の客室構成。
客室に洗い場付浴室を設けるなど、快適性を追求したアッパーグレードの宿泊主体型ホテルとする。
出店予定地の東京都港区の高輪エリアは、JR山手線「品川新駅(仮称)」の開業、リニア新幹線の開通など、更なる活性化が期待されるエリア。
一方、大阪中央区の堺筋本町エリアは、観光客の増加が著しい難波・心斎橋エリアに近く、京都・奈良・神戸などへの交通の便も良いエリアだという。
両地区ともに、今後も宿泊需要の増加が期待できる立地であることに加え、同社は近隣でシェラトン都ホテル東京、シェラトン都ホテル大阪、大阪マリオット都ホテルなどを運営しており、幅広いニーズに対応することが可能になるとしている。
なお両ホテルでは、近鉄グループ外の企業が同社仕様で新たに建設・所有する建物を賃借し、新規出店するスキームを採用。
今後は、新規プロジェクトの迅速な事業化に向け、同様のスキームによる出店計画も進めていくとしている。
「(仮称)港区高輪三丁目ホテル」の所在地は東京都港区高輪3丁目422番1他(地番)、交通はJR「品川新駅(仮称)」予定地前、JR「品川」駅より徒歩7分。都営浅草線「泉岳寺」駅より徒歩7分。
敷地面積は991.81㎡、延床面積は6,897.94㎡。
建物は地上10階・地下1階。
客室数は約200室(平均客室面積約20㎡)、付帯施設はレストラン1店舗。
着工は2017年7月(予定)、開業は2018年秋(予定)。
「(仮称)堺筋本町ホテル」の所在地は大阪市中央区北久宝寺町1丁目5番1(地番)、交通は市営地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町」駅より徒歩2分。
敷地面積は1,684.54㎡、延床面積は約1万4,000㎡。
建物は地上16階・地下1階。
客室数は約300室(平均客室面積約25㎡)、付帯施設はレストラン1店舗。
開業は2020年春(予定)。