【ニュース】 三陸とアジアの郷土芸能が集結する「三陸国際芸術祭2017~営みから、アートへ。~」が8月5日~19日に開催、メイン会場は大船渡市大船渡駅周辺地域 岩手県大船渡市

2017.06.28
三陸国際芸術祭事務局(岩手県大船渡市、みんなのしるし合同会社内)は、三陸とアジアの郷土芸能が集結する「三陸国際芸術祭
2017~営みから、アートへ。~」を、三陸沿岸地域(岩手県大船渡市、青森県八戸市)を舞台に、8月5日~19日の期間開催する。

同芸術祭は、三陸地域で古くから脈々と受け継がれてきた「郷土芸能の魅力の発信」と「世界の芸能との交流」を目的に、2014年から毎年開催している芸術祭。

今年の同芸術祭のメイン会場は、今年4月29日に「まちびらき」した大船渡市大船渡駅周辺地域とする。
特設ステージでは夜神楽やコミュニティダンスが披露されるほか、大型商業施設「キャッセン」や須崎川の親水空間では現代アートを設置。
期間中は、三陸の芸能を実際に習うことができる体験型のアクティビティや映像祭など、様々なプログラムが展開されるという。
20170628三陸国際芸術祭

2011年の東日本大震災の被災地である三陸沿岸地域では、津波により多くのものが流されたが、各市町村では、徐々に町並みの復興が進んでいるという。
一方で、三陸沿岸は、世界でも類を見ない芸能の宝庫。
獅子舞・神楽など2,000もの郷土芸能が存在している地域でもあり、芸能により培われたコミュニティの絆が、地域の復興を後押ししてきた。

今年は、三陸地域とアジアから、若者や女性が継承を担ってきた芸能団体を招聘。
海に関わる仕事の多い三陸沿岸は、古来より男性主体の社会を形成してきが、三陸沿岸の未来を見据えると、若手や女性の活躍は必須で、震災後6年の時を経た「まちびらき」に若手や女性が集い、新たなる出発点を想起させる場を創りだしていくという。

メイン会場となる大船渡駅周辺地域は、この春ようやく、本設の商店街やコミュニティスペースが建ち並んだ。
今年の芸術祭では、芸能やアートにより、「まちびらき」を地域全体で祝うとしている。

「三陸国際芸術祭 in 大船渡」の開催日は8月11日・12日。
開催場所は岩手県大船渡市大船渡駅周辺地域。

「三陸国際芸術祭2017~営みから、アートへ。~」の開催期間は8月5日~19日。
開催場所は三陸沿岸地域(岩手県大船渡市、青森県八戸市)。