【ニュース】 野村不動産など3社、千葉県内最大規模となる「若潮ハイツマンション建替え事業」マンション建替組合が設立認可、築44年・総戸数500戸の団地を1,009戸のマンションに建替え 千葉県千葉市

2017.06.21
野村不動産株式会社(東京都新宿区、宮嶋誠一社長)・株式会社コスモスイニシア(東京都港区、高木嘉幸社長)・株式会社長谷工コーポレーション(東京都港区、辻範明社長)の3社は、「若潮ハイツマンション建替え事業」(千葉市美浜区)のマンション建替組合が、6 月1日に千葉市長より設立認可を受け、6月18日に建替組合設立総会を開催したと発表した。

「若潮ハイツマンション建替え事業」は、1973年に若潮国体の選手村として整備された全13棟・500戸の団地を、全1,009戸の2計画・計9棟のマンション(うち分譲は総戸数約860戸を予定)に建替えるマンション建替え事業。
千葉県内でのマンション建替事業として最大規模となる。

1973年竣工の「若潮ハイツ」は、築35年が経った頃から建物の老朽化が著しくなるとともに、居住者の高齢化に伴い、バリアフリー未対応等の問題も表面化してきた。
それらを解消するため、2008年より建替えを含めた将来計画のコンサルタントとして長谷工コーポレーションが支援を開始、所有者による検討がスタート。
2013年には野村不動産が参画し、建替え実現に向けた所有者の合意形成と建替えの具体的なプランの検討を開始、2015年にコスモスイニシアが同事業に事業参画し、2016年12月に「若潮ハイツ」の一括建替え決議が成立した。
20170621野村不動産

同事業では、敷地をA敷地・B敷地の2つに分け、空室の多いA敷地のエリアを先行して工事することで、殆どの所有者が工事中も住み続けられ、1回の引越しで新マンションへ転居できる計画となる。
この工夫により、所有者の多数の賛成が得られ、速やかな一括建替え決議の成立につながったという。

3社は、今回の組合設立認可を受け、A敷地事業の保留床を取得する参加組合員として参画。
また3社は、A敷地の先行工事中に、所有者が継続居住するB敷地を建替組合から買受け、分譲事業を行う事業者となる。
A敷地では3社が保留床を取得する「マンション建替え事業」を行い、B敷地では3社が若潮ハイツマンション建替組合から買受け、分譲事業を行う。

若潮ハイツマンション建替え事業の施行区域は千葉市美浜区真砂二丁目14-3、交通はA敷地がJR京葉線「検見川浜」駅より徒歩10分・B敷地が同駅より徒歩11分。
施行地区面積は全体が約3万7,265㎡、A敷地が約1万3,957㎡・B敷地が約2万3,308㎡。
建築敷地面積は全体が約3万7,266㎡、A敷地事業が約1万3,957㎡、B敷地事業が約2万3,309㎡。
建築面積は全体が約1万5,215㎡、A敷地事業が約6,049㎡、B敷地事業が約9,166㎡。
延床面積は全体が約9万9,582㎡、A敷地事業が約3万8,866㎡、B敷地事業が約6万716㎡。
構造・規模は全体がRC造・地上14階・1,009戸(予定)、A敷地事業がRC造・地上14階・397戸、B敷地事業がRC造・地上14階・612戸(予定)。
施行者名称は若潮ハイツマンション建替組合。
参加組合員は野村不動産株式会社・株式会社コスモスイニシア・株式会社長谷工コーポレーション。
事業コンサルタント、設計・監理、施工協力者が株式会社長谷工コーポレーション。