【ニュース】 飯能市と駿河台大学、市内で産出される「西川材」の生育から建築までの一連の流れを物語として映像化 埼玉県飯能市
2017.06.06
飯能市と駿河台大学(埼玉県飯能市)は、市内で産出される木材「西川材」の生育~伐採~加工~流通~建築までの一連の流れを物語として映像化、6月5日より放映を開始した。
西川材の認知度向上と、森林・林業を通じた地方創生が目的。
西川材は、首都圏を中心に使用されている埼玉県産の優良木材で、長い伝統と林業者の強い愛林思想に支えられ、丁寧な育林作業によって生産されてきた。
古くは、江戸の大火からの復興用材として認知されるようになったという。
同市を中心とする西川林業地は、気象条件や土壌がスギ・ヒノキの生育に適しているため、材の色・艶がよく、年輪が緻密で節の少ない良質な材が生産されている。
今回制作したプロモーション映像「西川材物語」は、フル/ショート版、CM・アップテンポ版、CM・スローテンポ版の3種類。
同市と、同市に所在する地域教育機関の駿河台大学メディア情報学部が、森林・林業を通じた地方創生に関する共同研究を実施し、その成果として制作した。
映像では、「西川材」の香りや手触りが視覚的に感じられるほか、大切に育てられた西川材が生かされた建築物のあたたかみ、西川材を使用するメリットなどについて、普段は見ることのない生育~伐採~加工という過程も流れに組み込み、物語化したという。