【ニュース】 近畿日本ツーリスト、新たな旅の提案を目指し「スマートツーリズム&ユニバーサルツーリズム」を推進、ライブ配信による遠隔旅行体験サービス実証実験を実施 福島県福島市

2017.06.02
近畿日本ツーリスト株式会社(東京都千代田区、田ヶ原聡社長)は、ウェアラブル端末ゴーグル型ヘッドマウントディスプレイを活用したライブ配信による遠隔旅行体験サービス実施に向けた実証実験を行う。
6月3日に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のソフトボール会場となっている福島県営あづま球場で開催される花火イベント「ふくしまミュージック花火2017」の会場(福島県福島市)と、福島県内及び宮城県仙台市の各1ヶ所を映像と音声で結び、実際に行かなければ味わえない現地の花火の醍醐味を楽しんでもらうという。

同実証実験を通じ、新たな旅の提案として、ヴァーチャルリアリティ(VR)と通信を駆使して各地をリアルタイムでつなぎ、その場に居ながらにして旅行体験ができるライブ配信遠隔旅行体験サービスの提供を目指す。
また、同サービスの実現により、旅に出ることが叶わない人でも、バーチャル体験を通じて旅やライフイベントを体験でき、心も体も元気になるユニバーサルツーリズムとしての活用や、訪日旅行促進に向けた自治体・企業などのプロモーション、さらにはビジネストリップにおける出張者削減・働き方改革への貢献も視野に、プラットフォーム化へ向け事業構築を目指すとしている。

当日は、花火イベント会場の福島県営あづま球場から約40km離れた飯舘村「特別養護老人ホームいいたてホーム」で、会場に行くことが出来ない入居者及び職員の人々に体験してもらう。
飯舘村もイベントに協力、「花火=復興の象徴」と位置付けられた壮大な花火ショーを、会場で鑑賞している村民と共有する。
また仙台市でも、会場から約90km離れた「au SENDAI」の店舗内にある「VR 体験エリア」で、ライブ配信の花火を鑑賞してもらう。

視聴内容は、客席からの360度パノラマ動画撮影による花火の映像と音。
使用機器(=ウェアラブル端末機器)はゴーグル型ヘッドマウントディスプレイ、体験機器はボディソニックチェア。
チェアに座ると音の振動が体に伝わり臨場感を増幅するとしている。