【ニュース】 エコスタイル、廃棄物処分場跡地で太陽光発電事業を始動、太陽光発電所が生み出す雇用・減災・教育も実施 福井県小浜市
2017.05.29
再生可能エネルギーの普及促進を手掛ける株式会社エコスタイル(東京都千代田区、木下公貴社長)は、福井県小浜市仏谷地区の廃棄物処分場跡地(市有地)で、太陽光発電事業を開始する。
仏谷地区では、1986年~2008年3月まで運営されていた廃棄物処分場のイメージが強く、地域住民には「『廃棄物処理の町』としてのイメージを子供たちへ引き継ぎたくない」という想いがあったという。
同社では、小浜市と連携して太陽光発電事業を展開することで仏谷地区のイメージ刷新を図り、雇用の創出や減災にも貢献するとしている。
また、子供たちへ向けた環境教育活動も予定する等、地域の活性化や発展に資する太陽光発電事業を展開していくという。
同事業では、減災のために、非常時には太陽光発電所を独立電源として開放し、停電時の非常用電源として活用。
電力の供給地点としての役割を担う。
また、ポータブル蓄電池を寄贈し仏谷地区へ常設することで、停電時には在宅介護用の医療機器等への電力確保を可能とし、発電所の福祉的な活用も期待できるとしている。
さらに、環境教育活動を実施。
再生可能エネルギーによる地球温暖化対策等の環境教育を、子どもたちに広める活動を実施する。
地域経済への貢献・雇用創出としては、同市への固定資産税を800万円納税するほか(20年間、見込)、発電所の草刈等維持管理を地元シルバー人材へ委託し、雇用を創出する予定だという。
「小浜市仏谷 太陽光発電所」の発電容量は495kW、買取価格は1 kWhあたり24円。
20年間予測総発電量は1,288万2,610kWh、20年間売電収入見込は約3億円。
竣工予定は6月末日、7月29日には小浜市役所で調印式と開所式を予定している。