【ニュース】 スプレッド、次世代型植物工場「テクノファームけいはんな」を着工、日産3万株のレタス栽培を自動化 京都府木津川市
2017.05.23
株式会社スプレッド(京都市下京区、稲田信二社長)はこのほど、次世代型植物工場「テクノファームけいはんな」(京都府木津川市)を着工した。
同工場は、単一のレタス工場としては世界最大級の生産能力を持ち、栽培工程の自動化を実現したもの。
2017年末の完成、2018年以降の稼働・出荷を予定している。
同社では、2007年より植物工場の「亀岡プラント」(京都府亀岡市)を運営。日産2万1,000株のレタス生産を行い、「ベジタス」ブランドで全国約2,200店舗のスーパーマーケット・小売店で販売してきた。
2013年には、植物工場事業では困難と言われた黒字化を達成。
2014年からは、これまで培ったノウハウを生かし、グローバル展開を見据えた次世代型植物工場「Techno Farm(TM)」の開発を進めてきたという。
今回着工した「テクノファームけいはんな」は、「Techno Farm(TM)」の第1工場となるもので、日産3万株のレタスを生産し、「ベジタス」ブランドで全国に出荷する。
さらに、研究開発に特化した施設も設置。
今後は国内外の企業・団体とパートナーシップを結び、国内ではフランチャイズ・オーナーシップモデルにより「Techno Farm(TM)」を全国に20拠点建設、日産50万株の生産体制のもと、国内レタス市場で10%のシェア獲得を目指す。
海外では、現地のパートナー企業と協働の上、技術提供、物流や販売支援などを行い、地域に応じた事業スキームを開発・提案していくとしている。
「テクノファームけいはんな」の所在地は京都府木津川市木津川台9丁目5-5。
敷地面積は1万1,550㎡、建物面積は3,950㎡。
構造・規模は鉄骨造・2階建て。