【ニュース】 東急不動産ホールディングスと本田技研工業、既存の郊外型住宅団地「季美の森」で高齢化社会対応型スマートコミュニティの実証実験を今夏より開始 千葉県大網白里市

2017.05.19
東急不動産ホールディングス株式会社(東京都港区、大隈郁仁社長)と本田技研工業株式会社(東京都港区、八郷隆弘社長)は、東急不動産株式会社(東京都港区、大隈郁仁社長)他が手掛けた千葉県大網白里市と東金市にまたがる郊外型住宅団地「季美森(きみもり)」で、2017年夏に、高齢化社会対応型スマートコミュニティ実現を目指す実証実験を開始する。

日本では、高度成長期以降に全国で開発・分譲された郊外型住宅団地で、少子高齢化が進行しており、人口減少や空き家などさまざまな社会課題へ対応が求められてきている。
今回開始する実証実験の第一段階では、両社の実績と知見を生かし、高齢者や主婦を中心とする住民を対象に、本田技研工業の次世代電動パーソナルモビリティーによる団地内走行やカーシェアリングを実施、次世代移動支援に取り組むことで、その有効性や利便性を検証する。

あわせて、本田技研工業のエネルギーマネジメント技術を駆使することにより、持続可能なコミュニティ作りを目指す。
さらに、ロボティクス技術である「Honda 歩行アシスト」を活用した住民生活・健康支援も順次行う予定としている。

同実証実験の推進にあたっては、住民コミュニティと共同実証実験拠点「季美森共創 LAB(仮称)」を開設する予定。
各テーマについて、住民コミュニティや大学・研究機関・民間企業・自治体等を含んだ地域社会と連携し、オープンイノベーションによる課題研究や実証実験を進めていく。
将来的には、同実証実験による成果や実例をモデル化し、他既存郊外住宅団地へ展開も検討していく予定としている。