【ニュース】 京都まちづくり交通研究所など、京都で唯一、乗り降り自由・4カ国語ナレーション付きの観光型急行路線バス「K’LOOP」を大幅バージョンアップ 京都府京都市
2017.05.12
世界遺産6ヶ所(二条城・金閣寺・下鴨神社・銀閣寺・清水寺・東寺)をはじめとする京都の主要観光スポットを回遊できる急行路線バス「京都・世界遺産回遊バス(K’LOOP)」は、利用客からの多くの要望に応え、5月13日より、大幅な増便やルート変更など、利便向上策を実施する。
合わせて「京都観光ループバス」へ改称(通称「K’LOOP」は継続使用)、先月実施した新デザイン車両の投入と合わせて、大幅にバージョンアップするという。
利便向上策は、ルート・ダイヤの改定による増便、停留所の新設、乗車料金の改定、バス車内でのクレジットカード決済サービス運用開始、
K’LOOP専用デザインバスの新車両導入、新ホームページ開設など。
「K’LOOP」の運営は合同会社京都まちづくり交通研究所(京都市中京区、宇津克美代表)、株式会社アーキエムズ(京都市中京区、村田雅明社長)。
運行は株式会社ケイルック(京都市南区、本田欣也代表)。
京都の主要な観光スポットは、駅から離れているところが多いため、バスでのアクセスが主体となるが、従来からの路線バスは路線が複雑で、観光客の利用は大変難しいうえ、満員で立ちっぱなしのことが多いなど、長年にわたり観光客から多くの不満の声が挙がっていたという。
こうした中、京都観光ループバス(K’LOOP)は、京都の主要観光地を直接結び、路線がわかりやすく、主要スポットでは自由に乗り降りできる新しいタイプのバスとして運行を開始。
車内で観光ガイドを4か国語(日・英・中・韓)でアナウンスするなど、良質なサービスを提供、乗車料金は音声アナウンス付観光用循環バスとしては安価に設定した。
今回のバージョンアップのうち、ルート・ダイヤの改定による増便、停留所の新設では、時間別に複数運行していたルートを統一し、新たに京都御所、京都市役所・本能寺、出町柳・賀茂大橋、八坂神社にも停留所を新設。
時刻表を改定し、30分間隔で運行する。
大幅な増便により、金閣寺停留所では10便が17便になるなど、便利に利用できるようになるという。
乗車料金の改定では、大人一日券1,800円を2,000円に改定する(大人二日券3,000円、小人一日券・二日券ともに500円、3か国語(英・中・韓)ガイドアナウンス用レシーバー料500円は据え置き)。
なお同バスでは、ルートの改定に合わせ、5月13日にホームページもリニューアルするという。