【ニュース】 福山通運とJR貨物、名古屋~北九州・福岡間で3往復目となる長距離直行専用貨物列車の運行を開始 愛知県名古屋市
2017.05.09
福山通運株式会社(広島県福山市、小丸成洋社長)と日本貨物鉄道株式会社(東京都渋谷区、田村修二社長)は5月8日、名古屋貨物ターミナル駅(名古屋市中川区)~福岡貨物ターミナル駅(福岡市東区)・北九州貨物ターミナル駅(北九州市門司区)間で、3往復目となる長距離直行専用貨物列車「福山レールエクスプレス号」の運行を開始した。
運行目的は、近年の就業環境の変化によるトラックドライバー不足への対応、労働時間等の労務問題への対応、夜間の長距離運転の緩和、鉄道へのモーダルシフトによる地球温暖化防止に向けたCO2排出量削減への取り組みなど。
福山通運は平成25年3月25日より東京~大阪間で、平成27年3月30日より東京~福山間の幹線輸送で、毎日各1往復の専用貨物列車「福山レールエクスプレス号」をチャーターし、大型トラック160台分を貨物鉄道へモーダルシフトしてきた。
今回の3往復目の専用貨物列車の運行開始により、更に大型トラック
60台分を貨物鉄道へモーダルシフトする。
これら3往復の専用列車の運行によるCO2排出量の削減量は、年間
6万9,890トンになるという。
発着時刻は、下りが名古屋23時28分発~北九州10時41分着・福岡
12時47着、上りが福岡22時51分発・北九州0時46分発~名古屋12時40分着。
列車編成は15両編成(名古屋~北九州4両・名古屋~福岡11両)。
輸送量は1列車あたり31ftコンテナ30個(往復60個)。