【ニュース】 丹波市、地域活性化のパートナーとなる事業者を全国から募集、同市の魅力を発掘・研磨し日本全国や海外に向けて「売り込む」 兵庫県丹波市

2017.04.28
丹波市は、同市の魅力を内外に発信し、市内へ人材・物財・資金・情報・人脈などを呼び込み、地域経済を活性化させるため、5月9日よりパートナーとなる事業者を全国から募集する。

同事業は、全国の企画人や活動団体、企業等が持つ専門的な知見や企画力、実行力を活かし、協働して事業を行うことで実効性をあげながら、同市の魅力を多角的な見地から発掘、研磨し、全国・海外に向けて
「売り込む」ことを目的としたもの。
事業の実施期間は、原則として協定締結日から2020年3月31日までとする。

事業案の募集期間は5月9日~6月9日17時。
事前相談会は、東京会場で5月11日に、大阪会場で5月12日に、丹波市役所で5月15日~19日に受け付ける。
選考は、1次審査(書類審査)・2次審査(プレゼン審査)を経て事業案を採択、市担当部署との協議を経て事業案の実施を決定(市と事業者と協定締結)、事業実施後は実績報告までを行うものとしている。

同市は、兵庫県の中東部、日本海と瀬戸内海のほぼ中間に位置する人口 6万3,686人、世帯数 2万2,658世帯(いずれも「兵庫県推計人口」2017年3月1日現在)のまち。
同市には、誇るべき伝統文化・食文化・優れた観光資源や地場産品など、魅力ある地域資源を持ちながら、情報発信力の弱さや実働プレイヤーの不足から十分に活かしきれていない現状があるという。
また、少子化の影響でこの春、3つの小学校が閉校するなど、地域の活力減退も懸念されている。

対象となる事業案は、民間の柔軟な発想を活かし、官民協働により実施するもの。
「『トカイナカ』プロジェクト」「丹波市ポテンシャルの最大化プロジェクト」
「バズマーケティング・プロジェクト」「スタディツアー・プロジェクト」「廃校舎の利活用プロジェクト」の5つのリーディングプロジェクトについて、幅広い視点で効果的な企画提案を受け付ける。

なお同市の強みは、「『丹波』という認知とブランド」「丹波三宝(丹波栗・丹波大納言小豆・丹波黒大豆)、農畜産物のクオリティの高さ」「大阪、京都、神戸からのアクセスの良さ」「整った社会基盤」などとしている。
一方、同市の弱みは、「知ると興味が湧くものが多いが、知るきっかけが少ない」「関心のない層に関心を持たせるPush型の取り組みが多い」
「アイデアを持つ人は多くいても、実働プレイヤーが少ない」などだとい
う。

対象となるパートナーは、「3人以上の構成員で組織されていること(JV・共同企業体可)」「組織の運営に関する定款、規約、会則があること」「予算・決算及び会計処理が適正に行われていること」「今後も継続的な活動が見込まれること」「活動の目的が宗教、政治に関するものでないこと」のすべてに該当するパートナー(市民活動団体、NPO法人、企業等)。
詳細は丹波市公式ホームページの募集要項を要参照。