【ニュース】 中津川市と恵那市、平成39年度のリニア中央新幹線開業を見据え、 「ひがしみの観光推進協議会」を平成29年度中に設置 岐阜県中津川市

2017.04.04
中津川市と恵那市は、岐阜県が進める「ひがしみの歴史街道」の観光プロジェクトを同県と一体となって推進するため 「ひがしみの観光推進協議会」を平成29年度中に設置する。
平成39年度のリニア中央新幹線開業を見据え、広域観光事業の推進を2市連携で図るという。

同協議会では今後、「地域を周遊してもらう仕組みづくり」「魅力的なコンテンツづくり」「首都圏や海外に向けてのプロモーション」の3点について、両市が連携し重点的に取り組んでいくとしている。

初年度実施事業のうち、「地域を周遊してもらう仕組みづくり」では、「観光パスポート事業」を実施予定。
同事業は、観光案内所などで「観光パスポート」を発給、パスポートを手にした観光客が各観光施設などを訪問するとスタンプが押印され、スタンプの数に応じて地域の特産品等の賞品プレゼントに応募できるというもの。
併せて、観光施設などでの「観光パスポート」提示で様々な特典を得ることができるとしている。

「魅力的なコンテンツづくり」では、「地域資源の産業化支援事業」を実施予定。
魅力的な観光商品づくりを推進するため、両市では新たに「チャレンジ!中津川☆恵那プロジェクト実行委員会」を平成29年3月に設立。
同実行委員会では、観光事業者等が観光客に提供する、この地域ならではの魅力的な「体験プログラム」や「お土産品づくり」を、行政や観光協会、商工会議所・商工会、金融機関、大学が連携して支援する枠組みとした。
開発のためのセミナーを皮切りに、開発した「体験プログラム」や「商品」をデモできる体験博覧会・商談会を開催し、包括的に地域資産の産業化を支援するという。

「首都圏や海外に向けての観光誘客プロモーション」では「観光パスポート事業や産業化支援事業を㏚する誘客キャンペーン事業」を実施予定。
両市が連携してイベント等へブース出展するとともに、今秋実施予定の
「観光パスポート」「ぎふ中山道17宿」「体験博覧会」など、両市で開催されるイベントなどをまとめてPRするとしている。