【ニュース】 東邦レオ、リノベーション利用も可能な早期・低価格型の壁面緑化システムを開発、3月1日より販売開始 大阪府大阪市

2017.02.28
屋上・壁面緑化事業を手掛ける東邦レオ株式会社(大阪市中央区、吉川稔社長)は、オフィスビル・工場・商業施設などを対象に、リノベーション利用も可能な早期・低価格型の壁面緑化システム「ハイクライム・ネスト」を開発、3月1日より販売を開始する。

同社では平成12年に壁面緑化市場に参入、設置と同時に壁面を緑で彩る早期型の壁面緑化システムを開発し、最近では室内(インドア)でも壁面緑化装飾が可能な技術・サポート体制を確立するなど、多様なニーズに対応してきた。

市場が広がる中、リノベーション分野でも壁面緑化のニーズは高まっているが、従来工法では緑量確保のため使用する植物の数が多く、重量が増すと同時に高コスト構造になり、利用しにくいのが現状だったとい
う。

今回販売を開始する「ハイクライム・ネスト」は、緑化システムの軽量化と、意匠性の確保、気軽に導入できる低コスト性を同時に実現したもの。

面全体を緑で覆うためのネストパネル(下地)に、植物を事前に植え込んだ軽量のネストマットを固定することで、1㎡当り14kgの軽量化に成功したほか、意匠性の高い空間も実現した(これまでの自社工法は1㎡当り60~70kg)。

また、15年以上に渡って蓄積された壁面緑化のデザイン・施工・管理ノウハウをもとに、植物密度と素材を見直し、施工の簡略化を行うことで、導入費用も自社従来工法の約4分の1にまで低コスト化。
植物の自然な生育を促す仕組みのため、メンテナンス頻度が少ないことも大きな特徴だという。

価格は1㎡当り6万7,000円~(50㎡想定で植物費・設置費込み、消費税含まず、別途灌水設備が必要)。
関東以西を販売地域とし、3年後に年間3億円の売り上げを目指す。