【ニュース】 JR西日本・ファームスズキ・オペレーションファクトリーの3社、共同市場調査を開始、瀬戸内発の高付加価値「カキ」で地域活性化 広島県大崎上島町
2016.11.21
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、来島達夫社長)・株式会社ファームスズキ(広島県大崎上島町、鈴木隆社長)・株式会社オペレーションファクトリー(大阪市西区、笠島明裕代表)の3社は、地域活性化につながる地下海水を使った新たな養殖事業の実現に向け、陸上養殖した高付加価値「カキ」の共同市場調査を開始する。
JR西日本とファームスズキは平成28年6月より、ノロウィルスの影響を受けにくく、生でも食べられる高付加価値「カキ」の共同研究に取り組んできた。
今回、消費者への販売を行うオペレーションファクトリーが加わり、3社で高付加価値「カキ」のニーズを探る共同市場調査を行う。
なお、同取り組みにあたっては、一般財団法人広島県栽培漁業センターから稚貝(産卵しない品種)の提供を受けたほか、一般財団法人広島県環境保健協会で食品衛生検査を行っている。
JR西日本グループでは、「JR西日本グループ中期経営計画2017」で掲げた「地域共生企業」を目指し、西日本の新たな地域産品の開発に取り組んでいる。
現在、鳥取県で地下海水を使って陸上養殖した高付加価値マサバ「お嬢サバ」に取り組んでおり、今回の取り組みはそれに続くもの。
ファームスズキでは、自然豊かな広島県大崎上島で、国内では珍しい塩田跡の養殖池を活用した広島県発の新たなブランドとなるカキの養殖に取り組んできた。
オペレーションファクトリーでは、多業態の飲食事業を手掛けており、オイスターバー「wharf(ワーフ)」を国内外で運営している。
共同市場調査では、オペレーションファクトリーが運営するオイスターバー「wharf」梅田店と新宿店で、12月中旬(予定)から数量限定で牡蠣を販売。
今回の市場調査を機に、地域発のブランド牡蠣となることを目指し、高付加価値「カキ」に「オイスターぼんぼん」と名付け、ブランド育成を行う。
養殖場所は広島県豊田郡大崎上島町東野垂水37-2。