【ニュース】 川崎市と小田急電鉄、「小田急沿線まちづくり」で包括連携協定を締結、地域特性や地域資源を活かし暮らしやすい沿線実現へ 神奈川県川崎市
2016.11.16
川崎市と小田急電鉄株式会社(東京都新宿区、山木利満社長)は11月15日、「小田急沿線まちづくり」に関する包括連携協定を締結すると発表した。
小田急線沿線は、鉄道の開通や駅の開業とともに、まちづくりが進展する一方で、大学や文化・芸術施設に加え、生田緑地や多摩川などの自然環境が豊富なエリア。
また小田急電鉄では、平成29年度に東北沢~和泉多摩川間の複々線の完成を予定しており、ラッシュ時間帯の混雑緩和や所要時間の短縮など、輸送改善が図られることから、川崎市域内から都心方面へのアクセスが向上し、沿線地域のポテンシャル向上が期待されている。
今回の包括連携協定は、小田急電鉄が持つノウハウや両者が持つ資源や強みなどを生かし、概ね10年後を見据え、地域特性や地域資源を活かした暮らしやすい沿線の実現に向けた取り組みを連携・協力して推進していくというもの。
連携・協力事項は、駅を中心としたまちづくりや公共交通機能の強化、暮らしやすいまちづくり、地域資源を活かした豊かなまちづくり、鉄道沿線の魅力向上・活性化など。
このうち、駅を中心としたまちづくりや公共交通機能の強化では、新百合ヶ丘駅周辺地区(広域拠点)、登戸駅・向ヶ丘遊園駅周辺地区(地域生活拠点)などでまちづくりに取り組む。
地域資源を活かした豊かなまちづくりでは、生田緑地との観光連携の強化、黒川駅周辺のまちづくり、都市農業の振興などに取り組むという。