【ニュース】 京浜急行電鉄、「どこでもドア(R)」の実証実験を今年秋頃より「三浦海岸」駅で実施 神奈川県三浦市

2016.07.14
京浜急行電鉄株式会社(東京都港区、原田一之社長)は、三菱重工交通機器エンジニアリング株式会社(広島県三原市、坂本一秀社長)が開発を進めてきた「マルチドア対応ホームドア『どこでもドア(R)』」の実証実験を、今年秋頃より、京急久里浜線「三浦海岸」駅(神奈川県三浦市)で実施する。

「どこでもドア(R)」は、これまで課題となっていた、ドア数やドア位置などが異なる車両を運行する路線に対応するホームドアとして開発を進めているもの。
車両の改修を必要とせず、車掌がホームドア側の操作をすることなく、自動でホームドアの開閉が行われ、車掌の作業が「ワンアクション」(車両のドア開閉作業のみ)で済む仕組みになっているという。
20160714京浜急行電鉄

今回の実証実験は、三菱重工交通機器エンジニアリングが国土交通省鉄道局の鉄道技術開発費補助金の支援を受けて行うもの。
安全性や耐久性、システムの安定性について検証を行う。

京浜急行電鉄は、今回の実証実験に協力するとともに、この結果を踏まえ、今後、ホームドアの設置を含むホーム安全対策の検討を行っていくとしている。

実証実験の実施期間は、実証実験用ホームドア設置工事完了(2016年秋頃予定)より1年間。
実施駅は京急久里浜線「三浦海岸」駅下りホーム最後部1両分。