【ニュース】 JR東日本、竹芝ウォーターフロント開発計画を推進、文化・芸術を実感できる活気あるエリアの創出を目指す 東京都港区

2016.07.07
東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、冨田哲郎社長)は7月5日、歴史ある浜離宮恩賜庭園を臨む竹芝エリア(東京都港区)で、「竹芝ウォーターフロント開発計画」を推進すると発表した。

同エリアでは、JR東日本アートセンター四季劇場「春」・「秋」が培ってきた文化・芸術の発信拠点としての機能を更に昇華させ、2020年の開業を目指し、文化・芸術を核とした新たなまちづくりを行う。
浜離宮恩賜庭園への眺望や水辺の潤いなどの自然環境と交通の利便性を生かし、ラグジュアリーホテル・オフィス¥商業施設を新たに展開し、観光・ビジネスの拠点を目指すという。
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新たな観光・ビジネスの拠点として、ホテルは、ビジネス利用をはじめ、四季劇場の観劇や観光の拠点として地域の賑わいに貢献できる、インターナショナルブランドと提携したラグジュアリーホテルの開業を予定。
オフィスは、東京駅・品川駅・羽田空港へのアクセスが抜群のオフィスも新たに誕生、テラスを活用した自然環境を感じられる新しいオフィス空間を演出する。
商業は、観劇前後の待ち合わせや食事・観光・ビジネスで利用できる、利便性高く活気ある商業施設を展開。

文化・芸術の発信を通じた同エリアの価値向上では、長きにわたり上質な文化を発信してきたJR東日本アートセンター四季劇場「春」・「秋」を
2017年6月末に一時休止。
劇団四季の劇場新設を検討している。

屋外広場は、浜離宮恩賜庭園を借景とし、水辺とシームレスに繋がる象徴的な屋外広場を整備し、人々が安らげる心地よい空間を提供。

地元・行政・企業等と積極的に連携し、竹芝エリア全体の賑わいを創出するため、地域との連携や同エリアの新しい魅力づくりに寄与するようなイベント等を積極的に実施し、同エリア全体の賑わいの創出に取り組むという。

今後のスケジュールは、2016年7月末にシーサイドホテル芝弥生閉館、2017年6月末にJR東日本アートセンター四季劇場「春」・「秋」一時休止(2020年春以降順次開業予定)。

建物の所在地は東京都港区海岸1丁目22-1他。
敷地面積は約2万3,000㎡、延床面積は約10万3,000㎡。
用途はホテル・オフィス・商業・劇場・駐車場。
階数は、高層棟が地上26階・地下2階、劇場棟が地上5階・地下1階、駐車場棟が地上10階・地下1階。
事業主体は東日本旅客鉄道株式会社。