【ニュース】 ハウスバンク、木を重視した中古不動産の再生販売プロジェクトを始動、一般住宅やオフィスビルなど幅広く対応 愛知県名古屋市
2016.06.22
中古不動産の再生・不動産売買を手掛ける株式会社ハウスバンク(名古屋市中区、杉浦弘文代表)はこのほど、中古物件を買取り、木を使ったリノベーションを行って販売する「木を重視した中古不動産の再生販売プロジェクト」を立ち上げた。
一般的な住宅やオフィス用ビルなど幅広い建物を対象とする予定で、具体的なサービス開始日は7月上旬を見込む。
木を使ったリノベーションには、子供たちに様々なよい影響を与える「木育」という言葉があるように、「木で子供を育てると五感と心が育つ」という検証結果や、木目に囲まれることによって白色クロスの場合より集中でき、リラックス効果もあることがわかっているという。
同社では、子供だけではなく「木」が人や動物たちに良い効果をもたらす科学的実証の研究が進められるなど、改めて「木と住まう」ことが注目されていることから、改めて「木」の素晴らしさに着目。
同プロジェクトのサービスでは、国産の天然木を使用するため、上質な自然素材に触れることで五感と心が育つきっかけを作り、木造の新築ではなく、資源を有効活用するリノベーション事業により、人と地球に優しい住まいづくりを目指す。
なお同社では、2016年2月に移転した本社ビルでも、築40年超のRC物件を一棟フルリノベーションした際、「木」を使用している。
特にこだわったのは「木」の使い方で、コンクリートの空間に、天然木でできたフロアや、木の柱を組み合わせて作られた壁のないブースをバランスよく設計した。
上層階には従業員用の休憩フロアを設け、本格的なキッチンやウッドデッキで作ったオープンテラスも設置、木のあたたかみがコンクリートの冷たい印象を中和させ、明るい空間が広がる物件にしたという。
ただ「木」を使用するだけではなく、木をバランス良く組み合わせ、新しい木造をデザインしていくことが、同社が目指す「木」のリノベーションだとしている。