【ニュース】 発電マン・ベリーズ、年間発電量を約10%アップして農地を活かす、売電単価24円時代に対応した営農型発電設備 「ソラグリ(R)」を販売 静岡県静岡市
2016.06.13
発電マン・ベリーズ株式会社(静岡市葵区、岩堀良弘代表)はこのほど、売電価格24円時代に対応するソーラーシェアリング「ソラグリ(R)」の販売を開始した。
ソーラーシェアリングとは、営農型太陽光発電の一種で、農地に支柱を立てて上部空間に太陽光発電設備等の発電設備を設置し、農業と発電事業を同時に行うこと。
「ソーラー」+「アグリカルチャー」=「ソラグリ(R)」と名付けた同商品では、農地に設置された太陽光発電と、その下部で行われる農業とのハイブリッド型の収益モデルだとしている。
同商品では、太陽光発電と農業の両方のパフォーマンスを最大にすることを目指した。
太陽光発電の部分はパネル回転システムにより通常よりも年間発電量を約10%アップさせ、下部の農地では畑ワサビなどを栽培して、全量買い取ることで、ほとんどロスなく収益化できるとしている。
太陽光発電と農業の両方のパフォーマンスを最大限にすることで、売電単価が下がった状況でも充分採算が取れるモデルだという。
同社は、太陽光発電の実績が15年以上と、業界でも草分け的な存在。
ソーラーシェアリングでも多くの実績があるが、農業がなおざりにされている状況を変えるため、2年ほど前から自社で農業にも取り組んできたという。
特に同社では無農薬栽培の農業に力を入れており、今後太陽光発電と合わせて無農薬による栽培ノウハウの提案なども強化していく予定としている。
同社では発売にあたり、設置場所の見学会を7月9日に掛川市内で、7月16日に沼津市内で実施する(詳細は要問い合わせ)。