【ニュース】 箔一、新工場設立に伴い「金沢箔ものづくりセンター(仮称)」を建設、2017年3月より金沢箔の「産業観光」を開始 石川県金沢市

2016.05.06
株式会社箔一(石川県金沢市、浅野達也社長)は、生産工場エリア(石川県金沢市)での新工場設立に伴い、エリア一帯を金沢箔の生産現場交流施設「金沢箔ものづくりセンター(仮称)」とし、2017年3月より運営を開始する。

新工場の稼働に合わせ、建築装飾工場、物流センターも移管。
工場エリア一帯で、分野をまたいだ新しい文化の創造を目指し、地域の活性化や雇用拡大にも貢献するとしている。
同社のものづくりは、徹底した品質管理と高い技術を基本としており、見学することで、金沢箔の魅力をより具体的に伝えることができるという。
20160506箔一

現在、同社では、金沢市内に「金沢箔」「工芸品・建築装飾」「食品」「化粧品」の製造工場があり、これに「物流センター」が隣接している。
今回建設する新工場は第五工場となり、これまで「金沢箔工芸品」と「建築装飾」を生産していた工場を新設・改装し、工場全体での生産量を大幅に増強。
3年後に現在の3倍を生産量を見込む。

今後は新工場の設立を機に、生産現場に「見学エリア」と「ギャラリー」を開設、「産業観光」の受け入れを開始する。
見学対象は、国内外の企業や学校・行政。
また、箔文化・伝統産業に携わる人材を対象に研修も行い、次世代を担う若者を育成する。

さらに、生産部門でも働きやすい環境づくりも重視し、女性が働きやすい環境作りのため、パウダールームを完備、コミュニティースペース(食事や休憩等多目的に使えるスペース)に屋上庭園を設置するなど、衛生面やリラクゼーション等に重点を置いた新しい生産工場を目指す。

新工場「株式会社箔一第五工場」(仮称・金沢箔ものづくりセンター工芸棟)の所在地は石川県金沢市打木町東1449番地。
生産品目は金沢箔工芸品。
敷地面積は1,344.90㎡、工場延床面積は約2,400㎡。
着工時期は2016年7月、稼働時期は2017年3月。