【ニュース】 内子町、内子町ビジターセンターで手漉き和紙を使用した「切手付きオリジナル絵はがき」を無料でプレゼント 愛媛県内子町

2016.03.15
愛媛県内子町は、内子町ビジターセンターへの来訪者を対象に、手漉き和紙を使用した「切手付きオリジナル絵はがき」の無料プレゼントを3月14日より開始した。

同町は江戸時代後期から明治時代にかけて、和紙や木蝋(もくろう)の生産で栄えた町。
その面影が今も色濃く残る八日市・護国地区の町並みや、大正5年に創建された内子座、豊かで美しい自然の風景を求め、全国各地から多くの観光客が訪れる、県内有数の観光スポットとなっている。

今回の郵便切手を貼付した絵はがきの無料プレゼントは、全国初の大変珍しい取り組み。
内子の町並みが描かれた絵はがきを友人や家族に送ってもらい、受け取った人にも内子を訪れてほしい意図があるという。
手書きのイラストや文字から、人の温もりに触れてほしいと考え、インターネット全盛時代にあえてアナログな形式でのPR方法に着手した。
20160315内子町

プレゼントする絵はがきは、清流・小田川の水を使用した伝統の「流し漉き」の技法で、今でも地元の伝統工芸士と職人により手作業で丁寧に作られている「大洲和紙」を使用したもの。

地元の若い和紙職人が従来の伝統的な製法に加え、中世装飾写本に用いられた表情が豊かな技法として知られるギルディングやシルクスクリーンの手法を取り入れた逸品に仕上がったという。
4種類のうち、観光ぶどう狩りのデザインがギルディング加工による絵はがきとなる。

絵はがきには、江戸や明治の面影を残す町家が佇む町並みや、屋根付き橋(太鼓橋)などをデザイン。
切手は、それぞれの絵はがき専用に作成したオリジナル切手(4種類)を貼付した。

プレゼントの実施期間は3月14日~9月30日(延長の場合あり)。
数量は先着800名(無料)。
配布場所は内子町ビジターセンター(愛媛県喜多郡内子町内子2020番地)。