【ニュース】 東急リバブル、那覇市内でレジャー・ビジネス双方の需要に対応するホテルを開発、開発型のアセットマネジメント事業を積極展開 沖縄県那覇市

2016.03.11
東急リバブル株式会社(東京都渋谷区、榊真二社長)は3月9日、那覇市でホテルの開発に着手すると発表した。
竣工は2017年7月の予定。

同事業は、同社が一部出資する特定目的会社(SPC)が那覇市前島でシティリゾートホテルを建設するもの。
同社は、そのプロジェクトマネジメント機能を併せ持つアセットマネージャーとして、開発計画の策定から設計、建築までの一連の工程をマネジメントする。

建設するホテルは、沖縄本島の主要幹線道路・国道58号線沿いに立地し、那覇空港から車で約10分、沖縄都市モノレール「美栄橋」駅からも徒歩約6分。
レジャー・ビジネス双方の需要を見込む。
特にレジャー需要に対しては、一般的なビジネスホテルに比べて部屋面積を広くし、屋上にはエッジプールを設ける予定で、近隣の競合ホテルとの差別化を図るという。
20160311東急リバブル

沖縄県への入域観光客数は2015年に776万人を超え、国内客・国外客ともに3年連続で過去最高を更新している。
今後も、LCC空港路線の拡充やクルーズ船の寄港回数の増加などにより、外国人観光客を中心に増加傾向が予想される中、旺盛な需要に供給が追い付いておらず、県内のホテルは不足している状況だという。

こうした市場動向を背景に、同社は2015年6月に今回の案件地をホテル用地として取得。
今後は、2016年3月までにSPOへ所有権を移転し、2016年5月に着工、2017年7月に竣工引渡を受け、投資家へ売却する予定としている。
運営については、沖縄県内のオペレーターと基本協定書を締結しているという。

なお同社では今後、今回の案件同様、プロジェクトマネジメントの機能を併せ持つ開発型のアセットマネジメント事業に積極的に取り組んでいく方針としている。

ホテルの名称は「ホテルWBF那覇(仮称)」。
所在地は沖縄県那覇市前島3丁目2番6他8筆、交通は那覇空港より車で約10分(国道58号線沿い)、沖縄都市モノレール「美栄橋」駅より徒歩約6分。
土地面積は1,152.28㎡(公簿面積)、延床面積は8,218.18㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・10階建。
部屋数は231室(16.00㎡~25.65㎡)、付帯施設はレストラン・屋上プール・駐車場。
着工は2016年5月、竣工は2017年7月の予定。
運営会社はWBFリゾート沖縄株式会社。