【ニュース】 武庫川女子大学と阪神グループなど、産学連携事業で鳴尾・甲子園の歴史を再発見、冊子とTV番組で地域活性化 兵庫県西宮市

2016.03.09
武庫川女子大学生活環境学部の丸山健夫教授、阪神電気鉄道株式会社、株式会社ベイ・コミュニケーションズは、産学連携事業「JIMOREKI【地元歴史】プロジェクト」で、旧鳴尾村を紹介する冊子「JIMOREKI
<地元歴史>再発見』MAGAZINE」と、TV番組「地元の歴史再発見!『ジモレキTV』」を制作した。
旧鳴尾村は、現在の西宮市南西部付近の地区で、1951年に西宮市に編入された地区。

同取組みは、阪神沿線で最大の女子大学である武庫川女子大学が、
100年以上にわたり沿線のまちづくりに携わってきた阪神電鉄に働きかけて実現したプロジェクト。
同じく阪神系の地元ケーブルテレビ会社・ベイコムも加わり、冊子(紙)とテレビ(映像)の各媒体を連動させながら、地元の歴史を紹介し、地元に対する理解や愛着を深めることで、地域の良さを再発見し、地域の活性化を目指す。

様々なメディア制作に取り組む丸山教授と沿線活性化に取り組む阪神電鉄はこれまで、阪神沿線の見どころを紹介する冊子「女子大生が行く阪神沿線Mukojocco」の制作や、学生が制作した武庫川女子大学の
CMを阪神甲子園球場のバックスクリーンで放映することなどを通じて協力してきたという。

冊子「『JIMOREKI<地元歴史>再発見』MAGAZINE」は、かつてスポーツとレジャーの夢の楽園と言われていた旧鳴尾村の歴史を5つのトピックス(「河川の跡にスポーツ王国」「海に沈む遊園地」「阪神競馬場は浜甲子園にあった」「武庫川団地はゴルフ場だった」「SLの貨物が走った武庫川線」)と年表で徹底解剖している。
サイズ等はA5、16ページ。
発行部数は5,000部(3月16日配布開始)。
配布場所は阪神電車主要駅、ベイコムの店舗(野田・尼崎・西宮・伊丹)など。

TV番組名「ジモレキTV」の内容は、丸山教授とゼミの学生が旧鳴尾村の歴史的スポットを街歩き取材し、ゲストへのインタビューや資料映像を通して歴史の痕跡を探すというもの。
放送局はベイ・コミュニケーションズが運営するケーブルテレビ「ベイコムチャンネル」。
放送日は2016年3月28日(再放送あり)、放送時間は未定(約30分番組)。