【ニュース】 両備ホールディングスなど、岡山県下初の医療・福祉・商業施設・住宅を備える複合開発ビルを着工、コンパクトシティの開発モデルケースに 岡山県岡山市

2016.01.20
岡山市中山下一丁目1番地区市街地再開発組合(市街地再開発組合)は、岡山市中山下一丁目1番地区第一種市街地再開発事業を着工、1月15日に起工式を実施した。
竣工は2018年12月予定。

同事業は、両備ホールディングス株式会社(岡山市北区、松田久社長)を含め、5名の組合員で構成された市街地再開発組合が開発を行うもの。
完成後に同社へ売却される予定。
4月1日からは、同再開発地区の愛称を一般公募、岡山まちづくりカンパニーウェブサイトで受け付ける。

同再開発ビルは、岡山県下初となる医療・福祉・商業施設・住宅の複合開発ビルであると同時に、環境配慮対策にも取り組み、分譲マンションとして岡山県初の低炭素建築物(分譲住宅のみ)を取得。
また、防災対策やユニバーサルデザインを導入し、バリアフリー化を推進する。
すべての世代が、安全に、安心して、環境に優しく、健康的に暮らせるコンパクトシティの先駆けといえる開発を目指す。
20160120両備ホールディングス

1階には小型スーパーマーケットと商業施設を設け、省エネ効果も考慮しショーウインドウ化を図る。
2階にはクリニックモール、3・4階には高齢者福祉施設を設置。

また、建物の壁面を各道路から2m後退させ、歩行者空間と公開空地を設置するほか、敷地内では公開空地と屋上庭園(建物4階)を整備。
建物完成後は公開空地となる「おいでんせえ広場」で、各種イベントの開催や周辺街区のエリアマネジメントを通じ、地域の活性化を継続して取り組むとしている。
屋上庭園では健康増進の一助となる都市型アスレティックの整備、子供が裸足で遊べる広場の整備などを、現在検討をしているという。
1階商業施設および2階クリニックモールについては今後テナントを募集する。

「(仮称)中山下一丁目1番地地区第一種市街地再開発事業新築工事」の建築地は岡山市北区中山下一丁目1番101他2筆。
敷地面積は2,681.12㎡、建築延床面積は2万3,684.94㎡(A棟2万3,205.26㎡・B棟479.68㎡)。
総事業費は約75億円。
着工は2016年1月15日、竣工は2018年12月予定。