【ニュース】 守山市、地元関係団体が連携し地産地消・食育を推進、給食に地元産小麦を使用した食パンが登場、学校給食で全国初の取り組み 滋賀県守山市
2016.01.20
守山市農政課は、全国初の取り組みとして、地元産小麦を使用した食パン給食を採用、1月19日より市内の全公立小学校9校で実施した。
地産地消・食育推進活動の一環。
国内で一般的にパンに使われる小麦は輸入小麦が主流だが、近年、生産技術の向上や地産地消の高まりなどから、製パン用の国産小麦の生産が徐々に進んでいるという。
今回、食パンに使用した小麦の品種は、守山産の「ミナミノカオリ」と、近江八幡産の超強力小麦「ゆめちから」のブレンド(ミナミノカオリ:ゆめちから=7:3)。
「ミナミノカオリ」は、温暖地・暖地での栽培に適した硬質小麦として知られ、製パン適正が良いとされている。
まずは、市内の子どもたちに食してもらいたいという願いから、地元のJAや商工会議所、パン製造企業等の関係団体が連携し、地元産小麦を使った食パンの給食化を実現した。
当日は、市内の全小学校で給食前に各学級担任から生徒に対し、地産地消についての説明を行い、宮本和宏守山市長と田代弥三平守山市教育長が、吉身小学校(守山市吉身)を訪れ、子どもたちと一緒に給食を食べ、会話を楽しみながら交流したという。
守山産小麦使用食パン学校給食の実施日は1月19日。
実施規模は守山市内全小学校9校(約6,200食分)。
協力者は、JAおうみ冨士、株式会社アグリサポートおうみ冨士、丸栄製パン株式会社。
今後は2月16日に、守山産小麦を使用したコッペパンが登場する予定。
なお、同市では守山産米の米飯給食を実施するなど、地元農水産物の活用を積極的に推進している。
これまでの学校給食で使用した守山市内産農水産物は、守山産米(全量環境こだわり米を使用)、モリヤマメロン・もりやまこばまぶどう・なばな・菜種油など、琵琶湖産湖魚(こあゆ・氷魚・すじえび・わかさぎ・いさざ)。