【ニュース】 新潟県立海洋高等学校、生徒たちが部活動で開発した鮭魚醤「最後の一滴」を東京都内の鮮魚店で販売 新潟県糸魚川市

2015.11.19
新潟県立海洋高等学校(新潟県糸魚川市)は、同校の生徒たちが部活動で開発した商品を消費者に直接販売するイベントを11月21日に東京都内の鮮魚店で開催する。

同イベントは、同校が開発した鮭魚醤「最後の一滴」が都内で初めて常設販売されるのを記念したもの。
会場は株式会社フーディソン(東京都中央区、山本徹代表)が運営する鮮魚小売店sakana bacca都立大学(東京都目黒区)。
当日は、「最後の一滴」をPRするため、同商品を使用したスープや刺身をふるまう試食会も実施する。
20151119新潟県立海洋高等学校

鮭魚醤「最後の一滴」は、同校の生物資源研究部が2013年に開発した商品。
産卵のために地元の糸魚川に帰ってきた鮭を丸ごと使用し、豊かなこくとまろやかさをもつ魚醤に仕上げたという。
いしるやしょっつる、ナンプラー等の魚醤は独特な風味を持つことで知られているが、「最後の一滴」の風味にはクセがなく、ほのかな鮭の香りと豊かなコクが楽しめるとしている。

糸魚川は、背後に日本アルプス北端の急峻な地形を持つ地域。
北洋から帰ってきた鮭は、これらの山々を流れる川に遡上するなかで体力を消耗し、脂が落ちることから、糸魚川産の鮭はクセのない魚醤を造る最高の原料に変わるという。
最後の一滴という商品名には、糸魚川で最期を迎える鮭を大切に使いたいという思いと、料理の最後に使用すると美味しいという意味を込めた。

新潟県立海洋高等学校の生徒2名による店頭販売会の開催日時は11月21日の10時~15時。
試食会は12時より(魚醤をつけて食べる刺身、魚醤を使ったスープなどを予定)。
会場は「sakana bacca都立大学」(東京都目黒区中根2-13-1サーラ都立大学1階)。