【ニュース】 三菱商事復興支援財団、「ふくしま逢瀬ワイナリー」を竣工、「果樹農業6次産業化プロジェクト」を構築 福島県郡山市
2015.10.28
公益財団法人三菱商事復興支援財団(東京都千代田区、野島嘉之代表理事)は、郡山市逢瀬町に建設していたワイナリーを「ふくしま逢瀬ワイナリー」と命名、10月27日に竣工式を実施した。
同財団は、今年2月に郡山市と連携協定を締結、福島県産果実の生産・加工・販売を一連のものとする新たな事業モデル「果樹農業6次産業化プロジェクト」の構築を目指してきた。
今回竣工した同ワイナリーでは、既に同県で生産が盛んな生食用果実
(桃・なし・リンゴ)の活用を図ると共に、新たにワイン用ぶどうの生産農家を育成し、リキュールやワインの製造・販売を行うとしている。
リキュール・ワインは、今月中に醸造を開始し、年明けの初出荷を予定。
生産量はリキュール・ワイン合計で、当面は年間1万2,000リットル、将来的には年間約2万5,000~3万リットルを目指す。
さらに今後は、リキュールやワインの試飲コーナーを2017年3月までにオープン。
所内のセミナールームについても、リキュール・ワイン作りに関する勉強会や地域の人々の憩いの場として提供するとしている。
「ふくしまワイナリー」の所在地は福島県郡山市逢瀬町多田野字郷士郷士2番地。
敷地面積は約9,000㎡、建物面積は約1,400㎡。