【ニュース】 立命館大学理工学部、建築を学ぶ学生が宮古市で産地直売所の建物を建設、インドネシアとラオスの学生も参加 岩手県宮古市

2015.08.26
立命館大学理工学部(滋賀県草津市)は、同学部の宗本晋作研究室で建築を学ぶ学生が宮古市で産地直売所の建物を9月7日より建設、寄贈する(建設は18日までの予定)。
同直売所は、同市と国土交通省が計画する道の駅建設プロジェクトの一施設。

建設地となる同市は、河川堤防を越流した津波が市街地を襲い、広い範囲で被害を受けた場所。
2012年7月に策定された「宮古市東日本大震災復興計画」では、同市の中心を南北に走る国道45号沿いの田老地区に観光の拠点となる道の駅の整備、2015年夏に着工する予定としている。

道の駅プロジェクトが具体化するにあたり、同研究室には、同市より宮古の海の幸山の幸を販売する産地直売所を建設してほしいとの依頼があったという。

建設する建物の名称は「ODENSE(おでんせ)」。
「ODENSE」は既に、宮古市重茂地区・鍬ヶ崎地区で1号・2号施設を建設しており、住民のコミュニティとなる集会所としての役割を果たしている(2号は2014年7月に区画整理により撤去)。

なお今回の活動では、同大学の学生だけでなく、インドネシアとラオスの学生も建設に参加。
言葉や宗教・文化の違いを越え、約10日間かけて産地直売所を完成させるという。