【ニュース】 豊田市、中山間地域への居住を受験資格とした採用枠を新設、「WE LOVE ふるさと」採用試験を実施 愛知県豊田市

205.08.10
豊田市は、自ら中山間地域で暮らし、活性化に貢献したいという意欲あふれる人を採用するため、「採用内定後に中山間地域に居住できる人」を受験資格の一つとした中山間地域在住職員採用試験(通称:「WE
LOVE ふるさと」採用試験)を実施する。

受験者には、地域の人と触れ合い、つながりや空気感を肌で感じてもらう機会として、採用試験日程の中で中山間地域のイベントにスタッフとして参加する場を設ける。
採用試験にこうした体験を取り入れる形式は、全国的にも例が無いという。

受験資格は、昭和50年4月2日~昭和63年4月1日までに生まれた人、民間企業等での実務経験が5年以上ある人、採用内定後、市内中山間地域(旭、足助、稲武、小原、下山)に居住可能な人。
20150810豊田市

豊田市は、愛知県のほぼ中央に位置し、県内一の広大な面積を持つ都市。
全国有数の製造品出荷額を誇る「クルマのまち」として知られ、世界をリードするものづくり中枢都市としての顔を持つ一方、平成17年度に6町村と合併し、市域のおよそ7割が森林となり、農山村部では過疎・高齢化が進むなど、地域の特性に即した地域課題の解決が必要となっている。

都市と農山村が共存する同市では、「都市と農山村」「地域と地域」「地域と人」「人と人」をつなげ、中山間地域の新しい価値を生み出していけるような職員を必要としているという。

また、同市では中山間地域での定住促進に向け、空き家情報バンク制度・豊田市中山間地域空き家再生事業補助金・田市農山村等住宅取得費補助金などを実施しているほか、「田舎暮らし体験施設板取の家」・都市と農山村をつなぐ「おいでん・さんそんセンター」なども設置している。

採用試験の申込方法は指定の受験申込書と自己PRシートを豊田市総務部人事課へ提出。
申込期間は9月1日~24日(9月24日の消印まで有効)。
詳細は同市のホームページ参照。