【ニュース】 東北芸術工科大学と石巻工房、体験型デザイン教材「D.I.Y.KIT PROGRAM」のキット第一弾「bento」を完成、被災地の子供たちを支援する活動の一環 宮城県石巻市

2015.07.08
東北芸術工科大学(山形県山形市、根岸吉太郎学長)の東北復興支援機構TRSOと株式会社石巻工房(宮城県石巻市、千葉隆博工房長)はこのほど、体験型デザイン教材「D.I.Y.KIT PROGRAM」のキット第一弾
「bento」を完成させた。

「D.I.Y.KIT PROGRAM」第一弾「bento」は、ものづくりの工業化が進み、「つくりかた」が日常生活で見えにくくなる中で、「自分で考える・つくる・なおす」D.I.Y.を、防災・減災にもつながるものづくりの精神として、子供たちに伝えていくための体験型デザイン教材。
7月11~12日には、福島市でワークショップを実施する。
20150708東北芸術工科大学

「D.I.Y.KIT PROGRAM」は、東北芸術工科大学と京都造形芸術大学が共同で取り組む被災地の子供たちを支援する活動「こども芸術の村」の一環として始まった。
東北芸術工科大学では、「こども芸術の村」が行う様々な活動のうち、ものづくりを通して親子や地域のつながりを深める「教材キット」の開発を、石巻工房と共同で行っている。

今回完成した同キットは、箱を開けると、様々な形の木材が入っており、形を上手に組み合わせれば、4つの小さな家具をつくることができるというもの。
箱の中には、つくりかたの説明書は入っておらず、リーフレットに記載されている「完成図」や「D.I.Yのポイント」をヒントに、「つくりかた」から考えることのできるキットになっているという。