【ニュース】 妙高杉ノ原スキー場、北陸新幹線延伸によるアクセス向上と訪日外国人旅行者の観光需要の高まりを背景に、夏期観光ゴンドラの営業を8月1日より開始 新潟県妙高市
2015.07.08
妙高杉ノ原スキー場(新潟県妙高市、若林陽一支配人)は8月1日(予定)より、1964年のスキー場開業以来初めて、夏期観光ゴンドラ営業を開始する。
夏季観光ゴンドラの営業は、北陸新幹線開業(長野駅-金沢駅間)による北陸エリアからの観光需要の高まりや、拡大するインバウンド訪日動機の上位に「自然・景勝地観光」(46.8%:観光庁「訪日外国人消費動向調査、2014年」)が入っていることを受けて行うもの。
同スキー場では今後、冬期のスキー営業に加え、夏期を中心としたグリーンシーズンの営業も強化。
シーズン中は、杉ノ原ゴンドラ(全長3,047m)を運行し、山頂の「赤倉山南麓湿原遊歩道」(8月完成予定)の散策などを中心に、妙高エリアへの観光客の取り込みを強化する。
「妙高杉ノ原ゴンドラ」は、「妙高戸隠連山国立公園」内にあり、妙高山
(新潟県南部)の外輪山である赤倉山の裾野に位置。
太平洋側気候区と日本海側気候区の境目にも位置しており、標高差も大きく、地形地質的にも複雑であることから、多様な植物が生育しているほか、トガクシソウなどの希少種も自生する質の高い自然環境を有しているという。
2015年3月27日に全国32番目の新たな国立公園として指定された
「妙高戸隠連山国立公園」は、日本百名山である妙高山・火打山・雨飾山・高妻山とそれらの裾野に広がる高原、ナウマンゾウの化石発掘でも有名な野尻湖を含む公園。
妙高杉ノ原スキー場の所在地は新潟県妙高市杉野沢272、交通はえちごトキめき鉄道・しなの鉄道「妙高高原」駅より6km(平常時路線バスで20分、タクシーで15分)。
夏期観光ゴンドラの営業期間(予定)は8月1日~31日、9月19日~23日、10月3日~11月15日までの土休日。
営業時間は平日9時~16時、土休日8時30分~16時。
料金は往復がおとな1,800円・こども900円、片道がおとな1,000円・こども500円。
営業施設は杉ノ原ゴンドラ(全長3,047m、高低差678m)、山麓レストラン妙高、売店。
なお近隣では、志賀高原焼額山スキー場(長野県山ノ内町)の第一ゴンドラ(全長1,925m)も夏期営業を行うという。