【ニュース】 ぬくもり実行協議会、「雄勝学校再生プロジェクト」のクラウドファンディングで12ヶ月連続目標を達成、2015年夏「MORIUMIUS」として開業予定 宮城県石巻市

2014.11.17
宮城県石巻市雄勝町の地元住民と、石巻を中心に体験型教育支援を行う公益社団法人sweet treat 311(宮城県石巻市、立花貴代表理事)などで構成する「ぬくもり実行協議会」は、株式会社JGマーケティング(東京都千代田区、佐藤大吾代表)のクラウドファンディングプラットフォーム「ShootingStar(シューティングスター)」で、「雄勝学校再生プロジェクト」の資金の一部を募るプロジェクトを2013年9月より12ヶ月連続で実施、12ヶ月連続で目標を達成し、合計1,700万円を集めることに成功した。
2013年4月より開始した「雄勝学校再生プロジェクト」は、旧桑浜小学校(築90年、2001年閉校)を、こどもたちの複合体験施設に生まれ変わらせるプロジェクト。
同資金を使って再生される廃校は、複合体験施設「MORIUMIUS(モリウミアス)」として、2015年夏に開業する。
なお現地では、重機を使わず、なるべく人の手で改修を行いたいとの思いから、日本全国や海外から集まった約2,500人のボランティアが、現在も作業を続けているという。
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クラウドファンディングでは、12ヶ月間の合計目標金額1,580万円に対し、1,700万円(108.3%)を獲得。
12回のファンディングでのサポーターは、26都道府県・延べ1,084人に及ぶ。
サポーター1人あたりの寄付額は1万5,800円。
人気のギフトは、「改修ツアー」や「屋根オーナー」「ファウンダー」など学校再生に関わるもので、雄勝の海の幸「ホタテ」「牡蠣」などの産地直送ギフトや、東京でその味が楽しめる「TOKYO雄勝レストラン」なども人気を集めたという。
「MORIUMIUS」では、全国・世界のこどもを対象に、山と海がつながる豊かな自然が残るリアス式海岸での漁業、海と密接に関連する森の生活、平らな土地の少ない中でも恵みをもたらす農業を、一次産業従事者との交流を通じて体験するプログラムを提供する。
施設内には、宿泊施設やレストラン、コミュニティスペースなども設置、企業研修やアーティストによるレジデンスなどの機会創出にも繋げ、訪れる人が住民と共にまちをつくる事を目指す。