【ニュース】 みらいなど3社、みやぎ復興パーク内に人工光型植物工場を完成、全面的にLED照明を採用した植物工場としては世界最大規模 宮城県多賀城市

2014.07.03
植物工場装置と野菜販売の株式会社みらい(東京都千代田区、嶋村茂治社長)はこのほど、みやぎ復興パーク(宮城県多賀城市)内に、経済産業省の補助事業による人工光型植物工場を完成させた。
同植物工場の施設は、みやぎ復興パークが入居するソニー仙台テクノロジーセンター内の既存建屋(電子デバイス工場)を使用したもの。
クリーンルームや高い階高・断熱性能など、建物が既に持つ特性を有効活用しつつ、リノベーションした。
全面的にLED照明を採用した植物工場としては世界最大規模で、一日約1万株のレタスが収穫可能だという。


みやぎ復興パークは、東日本大震災により被害を受けた東北地域のものづくり産業の復興と、新たな産業の創出・発展を図るための拠点として、公益財団法人みやぎ産業振興機構がソニー仙台テクノロジーセンターの施設を借り受け、整備したもの。
同事業では、施設の設計・施工、栽培ラックシステムのエンジニアリングを鹿島建設株式会社(東京都港区、中村満義社長)が担当、植物育成用LED照明の開発・製造を日本GE株式会社(東京都港区、熊谷明彦代表)が担当した。
今後、同植物工場はみらいが自社運営し、生産した野菜は地元のスーパーやレストラン等で販売する。
年間数億円程度の売り上げを見込む。
植物工場の所在地はみやぎ復興パーク内(宮城県多賀城市、ソニー仙台テクノロジーセンター内)。
延床面積は約2,300㎡、栽培ラックは6~15段×18台、LEDは約1万7,500本。