【ニュース】 あわえ、過疎地へのサテライトオフィス誘致・若者移住促進事業を開始、地域ポータルサイトや就業・移住体験施設を開設 徳島県美波町
2014.05.07
地域活性化のプロデュース事業を手掛ける株式会社あわえ(徳島県美波町、吉田基晴代表)は、徳島県美波町へのサテライトオフィス誘致と、若者移住に向けた促進事業を2014年5月より開始する。
美波町は1970年代以降人口減少(1970年1万2,975名、2014年4月時点7,532名)及び高齢化(2013年41.1%、全国平均23.1%)が加速している地域。
同町では、町の魅力を打ち出して県外企業のサテライトオフィスの誘致を進めた結果、6社が進出、延べ20名(2014年4月時点、移住者のほか、近隣地域からの就業者や二拠点就業者なども含む)が在籍するに至った。
各社関係者や視察団体など、多くの交流人口をもたらしたという。
同町へのサテライトオフィス開設や移住を経験した同社では今後、徳島県や同町と連携しながら、サテライトオフィスの誘致と若者移住をさらに加速させる取り組みを推進する。
取り組みにあたっては、同町サテライトオフィス進出第1号であるサイファー・テック株式会社の代表取締役を兼務する吉田基晴代表の実体験や、サイファー・テックのサテライトオフィス開設や同社の設立に伴い、他県から移住してきた社員の実体験などを活用する。
具体的な施策としては、潜在層・見込み層に対し、意識変容を促しながら意思決定・実行に向け、段階に応じた各種施策を展開。
まず、認知向上・関心喚起を図るために、全国各地での講演・セミナーや報道等による啓発活動を実施する。
さらに、地域ポータルサイトを構築・運営し、同町に関する各種情報を発信・提供することで、サテライトオフィス開設・移住に向けた関心喚起を図るとしている。
合わせて、サテライトオフィスの体験施設や短期移住体験施設となるシェアオフィスやゲストハウスを、2014年度内を目処に開設。
施設には、町の遊休不動産(古民家や空き施設など)をリノベーションして活用し、地域の文化資産の保護や地域コミュニティの活性化を図るという。
また、各種移住支援では、住居探しをはじめ、既に移住してきた社員の実体験に基づいた各種サポートや、地域に溶け込むための人的サポートなど、円滑な移住・定住に向けて物理的・精神的両側面から各種移住支援を提供するとしている。