【ニュース】 三菱地所と深見興産、「(仮称)博多駅前4丁目計画」を竣工、ビル名称を「博多深見パークビルディング」に決定、ヤフーなどが入居 福岡県福岡市

2021.02.04
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)と深見興産株式会社(福岡市博多区、深見達之社長)は2月3日、「(仮称)博多駅前4丁目計画」(福岡市博多区)を竣工、ビル名称を「博多深見パークビルディング」に決定した。

同ビルは、JR各線「博多」駅と歩行者デッキで接続する立地。
フロアは無柱空間を確保し、自由度の高いオフィスレイアウトを可能とした。
また、屋上には就業者向けのテラスを設置、リフレッシュ空間を提供することで利用者の満足度向上を目指すと共に、1・2階部分には飲食店舗スペースを設け、街の賑わい創出にも寄与するとしている。

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同ビルが位置する博多駅前エリアは、九州新幹線の開業後、駅周辺の開発に合わせて、博多駅につながる2階レベルの歩行者デッキが延伸されてきた。
同ビルでも歩行者デッキを整備し、隣接するバスステーション博多や、福岡市が整備中の歩行者連絡橋と2階レベルで接続、JR各線「博多」駅からバスステーション博多まで、雨に濡れずスムーズな移動が可能となる。

基準階フロアは、有効面積約217坪、天井高2.8m、奥行約11m~14mと広々とした作りとし、柱を窓側に寄せることで執務スペースの無柱化を実現。
また、就業者向けのスペースとして、屋上を緑あふれるテラスとして整備・開放することで、3密の回避を実現したリフレッシュスペースを提供、ウィズコロナ・ポストコロナにおける利用者の満足度や生産性の向上をサポートするとしている。

また、建物2階天井部の一部には、MEC Industry株式会社(鹿児島県霧島市、森下喜隆社長)が開発する木製建材「MIデッキ」を採用。
来街者に広く開放する2階広場空間の天井部に使用することで、木の質感ならではの温かみが感じられるデザインに仕上げたという。

オフィスフロアには、ヤフー株式会社(東京都千代田区、川邊健太郎社長)など様々な業種のテナントの入居が決定しているほか、1・2階の商業ゾーンは4月頃より飲食店舗が順次オープン予定。
飲食店舗には人気のベーカリー「amam dacotan」など、多種多様な業態が出店するという。

「博多深見パークビルディング」の所在地は福岡市博多区博多駅前4丁目14番1号、交通はJR各線「博多」駅より徒歩4分、福岡市営地下鉄空港線「博多」駅より徒歩4分。
敷地面積は1,504.95㎡、延床面積は1万2,594.00㎡。
構造・規模は鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上13階・地下1階。