【ニュース】 住友林業など、旧耶馬渓鉄道・旧国東鉄道の鉄道車両を活用した宿泊施設「鉄道のホテル 汽車ポッポ『別邸』」を竣工 大分県中津市
2020.11.18
住友林業株式会社(東京都千代田区、光吉敏郎社長)と住友林業ホームテック株式会社(東京都千代田区、徳永完平社長)は、両社が設計・施工した鉄道車両の宿泊施設「鉄道のホテル 汽車ポッポ『別邸』」(大分県中津市)を10月に竣工した。
事業者は有限会社汽車ポッポ食堂(大分県中津市、伊藤太陽社長)。
同施設は、汽車ポッポ食堂が所有していた旧耶馬渓(やばけい)鉄道・旧国東(くにさき)鉄道の車両を宿泊施設に再生したもの。
3両の車両を格納する建物を住友林業、車両内部のリフォームを住友林業ホームテックが担当した。
同社グループが得意とする木の魅力を活かした宿泊施設として、
2020年12月10日にオープンする予定。
車両を格納する建物は、駅舎をイメージし、プラットホームに見立てた廊下に沿って車両が停車するように配置した。
建物には、住友林業オリジナル構法のBF(ビッグフレーム)構法を採用。
梁などの小屋組を現(あらわ)しとし「木の家」の中に車両を包み込む建物としている。
客室となる車両の内装は、地域を代表する景勝地「青の洞門」「国東半島」「耶馬渓」をテーマにデザインした。
「鉄道のホテル 汽車ポッポ『別邸』」の所在地は大分県中津市万田500-1。
建築面積は321.08㎡、延床面積は286.30㎡。
構造・規模は木造平屋建(BF構法)。