【ニュース】 日光市、「日光西町回遊グリーンスローモビリティ」の実証実験を開始、コロナ禍での新しい観光に対応 栃木県日光市

2020.11.10
日光市(大嶋一生市長)は11月6日、「日光西町回遊グリーンスローモビリティ」の実証実験を開始した。
観光庁による「あたらしいツーリズム」の一環。
グリーンスローモビリティとは、時速20km未満で公道を走る、4人乗り以上の電動モビリティのこと。

西町エリアは、田母沢御用邸記念公園や憾満ヶ淵(化け地蔵)、日光真光教会、金谷ホテル歴史館(カテッジイン)などの観光資源が多く存在するが、世界遺産「日光の社寺」を訪れる観光客の多くは、同エリアを訪れていない現状があるという。

202011100900

同取り組みは、同エリアに点在する観光資源を結ぶグリーンスローモビリティを運行することで、観光客の回遊性を高め、満足度の向上・滞在時間の延長に資することを目的としたもの。
コロナ禍での新しい観光のあり方についても検証を行う。

今回使用する車両「eCOM8(定員9名)」は、電気で走るため地球環境に優しく、静かに走ることからマスク越しでも会話が可能。
また、窓ガラスが無いため、車内は常に換気された状態となり、時速20km未満でゆっくり走ることから町並みを楽しめるとしている。

実証実験の期間は2020年11月6日~12月20日。
運行日は期間中毎日、運行時間は9時~16時(約30分間隔、12時~13時を除く、交通状況や天候等より変更や運行中止となる場合あり)。
ルートは日光東照宮のある世界遺産エリア~西町エリアを結ぶ周遊ルート。
運行事業者は東武バス日光株式会社。