【ニュース】 南予地域の交通事業者など9者、公共交通の利便性向上や観光客の満足度向上を目的に観光型MaaSの実証実験を10月29日~12月31日に実施 愛媛県宇和島市
2020.10.16
KDDI株式会社 (東京都千代田区、髙橋誠社長)・南予広域連携観光交流推進協議会(事務局:愛媛県宇和島市、河瀬利文会長)・四国旅客鉄道株式会社(香川県高松市、西牧世博社長)・全日本空輸株式会社(東京都港区、平子裕志社長)・伊予鉄バス株式会社(愛媛県松山市、清水一郎社長)・宇和島自動車株式会社(愛媛県宇和島市、村重敦社長)・株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション(広島市中区、藤田明久代表)・一般社団法人愛媛県バス協会(愛媛県松山市、清水一郎会長)・石崎汽船株式会社(愛媛県松山市、清水一郎社長)の9者は、愛媛県南予地域の公共交通の利便性向上や、移動のシームレス化による観光客の満足度向上を目的とした観光型MaaSの実証実験を2020年10月29日~12月31日に実施する。
9者は今後、同実証実験の実施に向けて「南予観光型MaaS実証実験協議会」を設立。
南予地域のJR、伊予鉄グループの路線バス、宇和島自動車の路線バスが乗り放題となるデジタルフリーパス「えひめ いやしの南予デジタルフリーパス」を販売し、アプリダウンロードや会員登録、クレジットカード登録が不要な観光型MaaSサービスを提供する。
同サービスは、駅やバス車内にあるNFCタグやQRコードにスマートフォンをかざすだけで乗り降りができるシームレスな取り組み。
クラウドシステムを使用することで、アプリのダウンロード・個人情報を入力する会員登録が不要で、登録済みの決済方法を使用すれば新たにクレジットカードの入力も不要という特徴がある。
また、全日本空輸が提供する「ANAアプリ」上の「空港アクセスナビ」との連携により、観光型MaaSのデジタルフリーパスの購入・表示も可能。
南予地域のJRの駅では、ポスターにかざすと周辺観光地や飲食店の情報が閲覧でき、現在地から観光地、飲食店までのルート案内も行う。
さらに、交通機関の乗車・降車・観光施設の入場ごとにポイントが貯まり、ポイントは観光施設の入場券と引き換えが可能。
その他、旅行中に災害情報、緊急情報を容易に取得できる機能や、旅行保険に加入可能な機能も有しているという。