【ニュース】 三井物産など、万博記念公園で自動運転車両を活用した次世代型モビリティサービスの実証試験を共同で実施、透明ディスプレイに対話型アバターや多言語対応型アバターが登場 大阪府吹田市

2020.09.15
三井物産株式会社(東京都千代田区、安永竜夫社長)・パナソニック株式会社(大阪府門真市、津賀一宏社長)・凸版印刷株式会社(東京都千代田区、麿秀晴社長)・株式会社博報堂(東京都港区、水島正幸社長)・西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、長谷川一明社長)の5社は、万博記念公園マネジメント・パートナーズと共に、万博記念公園(大阪府吹田市)で、自動運転車両を活用した次世代型モビリティサービス「(仮称)EXPOオートライド&ガイド」の実証試験を共同で実施する。

当初は、今年50周年となる1970年万博の開催期間に合わせ、今年9月に実施する予定だったが、新型コロナウィルスの影響を受けて延期。
その後検討した結果、今年10月23日より実施することで合意に至ったとしている。

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同実証実験では、国内外で走行実績のある小型自動運転EV
(BOLDLY株式会社が提供する仏NAVYA製ARMA)に、パナソニックが開発中の透明ディスプレイを搭載。
透過して見える公園や庭園の風景と、ディスプレイに映し出される対話型アバターや多言語対応型アバターによるガイダンス映像を折り重ねて見ながら移動することで、楽しみながら学べるエデュテイメント(エデュケーション+エンターテイメント)を新たな移動体験型サービスとして提供するという。

実証期間は2020年10月23日~11月16日の金・土・日・月曜日(計16日)、「パビリオンルート」と「日本庭園ルート」の2つのルートを走行する。
「パビリオンルート」(乗車時間約20分)は、1970年万博のパビリオン跡地を巡りながら、対話型アバターにより、50年間の進歩と調和の変遷、2025年万博の未来も垣間見られるタイムマシン型エデュテイメントモビリティとして走行。
「日本庭園ルート」(乗車時間約30分)は、公園内の日本庭園を題材とし、多言語対応型アバターにより、その背景にある歴史や文化を、ストーリー性あるガイダンスで楽しく学べるエデュテイメントモビリティとして走行する。

乗車方法は実施各日に同日分の整理券を配布予定(詳細は2020年10月5日に万博記念公園の公式ホームページ内「お知らせ」に掲載予定)。
なお、予定・内容は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響等により、今後も予告なく変更・見直しとなる可能性があるとしている。