【ニュース】 堺市博物館、開館40周年を記念し展示の機会が少ない所蔵品を紹介、歴史を物語る貴重な資料を多数展示 大阪府堺市
2020.08.05
「堺市博物館」(堺市堺区)は、開館40周年を記念し、普段、展示の機会が少ない所蔵品を紹介する。
同館は、1980年10月23日の開館以来、古代から近現代に至る堺の歴史に係る多くの資料を収集し、調査研究・展示・普及など様々な活動を通じてその成果を公表してきたという。
Part1の企画展「博物館には何がある?-堺市博物館コレクション展 Part1近代編ー」では、同館が収蔵する明治・大正・昭和時代の近代資料を10月4日まで公開。
第1章「堺を描きのこす-郷土画家岸谷勢蔵の世界-」、第2章「パノラマ地図の風景-『大正の広重』吉田初三郎の世界-」、第3章「近代万華鏡-教育・産業・観光-」の3部構成で紹介する。
また9月6日には、同館学芸員・江坂正太氏による学芸講座「近代堺万華鏡-近代は堺の地にいかなる文化を育んだか-」を開催する予定。
Part2の企画展「博物館には何がある?―堺市博物館コレクション展 Part2人と風景―」では、堺と人、周辺地域、海をキーワードとし、同館所蔵の絵画資料を中心に10月10日~11月29日の期間公開。
第1章「堺に生きた人びとを語る」では堺ゆかりの人物や、江戸時代の都市に生きる人びとを描いた資料を、第2章「堺と周辺地域を語る」では堺と周辺の京・摂津・紀伊・大和などに関する資料を、第3章「堺と海を語る」では堺の発展に重要な役割を果たしてきた海に関連する資料を紹介する。
「堺市博物館」の所在地は堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内。